丸みが印象的な定番の茶壺(赤茶)
西施壺は明代末の紫砂作家、徐友泉が創作したと言われています。徐友泉は非常に有名な時大彬と交流があり弟子にあたる人。紫砂茶壺の世界ではこのように歴史上の大家のデザインが定番として根付くことが多く、それぞれの作家がニュアンスを変えながら受け継いでいます。
ただ、西施壺の場合は歴史というと創作者よりもネーミングの方が注目されます。西施は中国四大美人のひとり、この柔らかな形状が西施を思い起こさせるということでこの名前で呼ばれています。
中西施という名前ですが、他の西施との区別のために「中」としてありますが、西施壺であることに代わりはありません。
また、こちらの茶壺の茶漉し部分は球孔と呼ばれるタイプ、蜂の巣のような細かい孔がたくさん開いている形です。日本では常滑焼などに見られ、茶漉し部分の面積が広く水が流れやすいという長所があります。
作者は中国工芸美術学会会員・徐方梅。
※紫砂壺の容量記載について
紫砂壺以外の器は、形によるものの満水の7〜8割程度が適量ですが、紫砂壺は湯をいっぱいに注いだ後、蓋をして茶をあふれさせるのが基本の使い方です。そのため、あふれた後、蓋を取って残った量を容量として記載しています。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
※ゆうびん不可。宅配便のみ
こちらの商品は封筒に入れての普通郵便がご利用いただけません。宅配便でお願いします。
サイズ | 手〜口123×幅90×高78mm |
容 量 | 適量・満水200ml |
重 量 | 蓋43、壺152g |
製造地 | 中国江蘇省宜興市 |