白磁の蓋碗を中心にした中国茶器セット。蓋碗100ml(満水130ml)、茶海150ml(満水200ml)、茶漉し、杯30ml(満水45ml)×6個
●徳化県白磁の中国茶器セット
日本での知名度はそれほど高くはありませんが、徳化県は中国三大古磁都のひとつに数えられ、その歴史は新石器時代にまで遡り、以降、宋、元、明と技術上の変遷を経て現代へと到ります。明の時代に入って生み出された白磁は象牙や玉に例えられるオフホワイト、乳白色といった色合いで「中国白」「玉磁」などと呼ばれ中国を代表する白磁と言われています。
●蓋碗で簡単に美味しいお茶を
この徳化県のある福建省など南方では、蓋碗を急須代わりに使います。茶壺と比べると洗うのも簡単で、生産者や製茶場などお茶関連の現場でお茶を淹れる際も蓋碗が多く使われています。
もちろん、蓋碗のもともとの使い方である一人で飲む際の杯としてもお使いいただけます。蓋を使って茶を混ぜたり、香りを楽しんだり、中国の時代劇・ドラマで見かける飲み方ですね。蓋碗の使い方についてはA4の説明書を同封いたしますので初めての方でも安心してお使いいただけます。
ひとつ難点を言えば、茶壺のように持ち手がないので、急須代わりに使う場合には、持つ時に熱くなりやすいということ。お茶は七分満と言いますが、いっぱいまで湯を注ぐと、とても熱くなってしまうのでご注意ください。一人で杯として使う場合には、とあるお嬢様が碗が熱いので皿ごと持って飲んだというお話がそもそもの由来とされているくらいですので、熱いということはありません。
蓋碗で茶を抽出したら、茶海の上に茶漉しをセットして細かい茶葉を漉します。茶海に一気に茶を注ぐことで、蓋碗の中に湯が残らず、二煎目、三煎目と美味しく飲むことできますし、そこから杯に注ぐのですが、杯ごとの茶の濃度が均一になります。合理的に美味しいお茶を淹れることができるのが中国茶器セットの良いところです。
蓋碗、茶海、茶漉と杯6つ、シンプルできれいな曲線の茶器がそろっていて、玉磁の質感をお楽しみいたたけると思います。
※蓋はずらして隙間から茶を出すもので日本の茶杯の蓋のように閉じるものではありません。蓋をまっすぐ置いて落ち着かないのは不良ではありません。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
容 量 蓋碗100ml(満水130ml)、
茶海150ml(満水200ml)、
杯30ml(満水45ml)
サイズ 蓋碗 径86×高74mm、
茶海 手〜口90×幅70×高80mm、
茶漉 長80×高38mm、
杯 径50×高40mm
重 量 蓋碗 蓋34g碗70g皿45g、
茶海120g、茶漉77g、杯30g
製造地 中国福建省徳化