羞花蓋碗

蓋の小さなつまみや受け皿など女性的な形の上品な蓋碗。

●白磁の街、徳化製の白磁

日本での知名度はそれほど高くはありませんが、徳化県は中国三大古磁都のひとつに数えられ、その歴史は新石器時代にまで遡り、以降、宋、元、明と技術上の変遷を経て現代へと到ります。明の時代に入って生み出された白磁は象牙や玉に例えられるオフホワイト、乳白色といった色合いで「中国白」「玉磁」などと呼ばれ中国を代表する白磁と言われています。

蓋のつまみが小さく個性的。やわらかい曲線を描く碗と、軽く反った形の受け皿が女性的な印象の蓋碗です。 皿には1cmほどの凸があり、碗の凹と合わさって安定を増しています。

ちなみに中国の四大美人はそれぞれ沈魚・落雁・閉月・羞花と呼ばれることがありますが、その内、羞花とは楊貴妃を表す言葉、また一般的に女性の容姿を形容する言葉としても使われます。

 

※蓋碗のフタは、茶を撹拌したり、ずらして置いて隙間から茶を出すためのものです。そのため斜めの状態で安定する作りになっており、まっすぐに置いた状態では安定しなかったり隙間ができるのが一般的です。予めお知りおきください。

 

 

 

 

※中国茶早わかり

中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。

 

 

サイズ 皿径98、碗径85、全高87mm

容 量  容量120ml(満水150ml)

製造地  福建省泉州市徳化県