彩磁斗笠杯(蘭)容量35ml(満水60ml)中国茶器 磁器茶杯

蘭の花の図案、笠を逆さまにしたような形の杯です

●彩磁の斗笠杯

笠を逆さにしたような形の斗笠杯。笠というのは菅などの植物で編んで頭にかぶる雨具のひとつ、かさこ地蔵の昔話でお地蔵さんにかぶせてあげる、あれです。逆三角形の杯がこの名で呼ばれており、こちらはやや角度が急な斗笠杯です。宋の時代からあるといわれる形の杯で優雅な気分にさせてくれます。

こちらは蘭の花の図案の斗笠杯。蘭の花というと胡蝶蘭のような花を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、中国では東洋蘭のことを指し、こちらも宋の時代にはすでに観賞用に栽培されていました。洋蘭と異なり品種改良をせず野生種を珍重する傾向があったそうで、その審美眼は無為を良しとする思想、文人墨客・茶の文化とも馴染み深い植物です。中国十大名花のひとつ。

 

※手描きではありません。

※底款に景徳鎮とありますが、景徳鎮製ではなく徳化のものです。大明成化年製といった底款は成化時代の磁器が最も優れていたとされることから、リスペクトしてつけられるもので、現在、名のある工房でも使いますし、日本の古伊万里などにも見られる底款です。文化の違いでしょうが、景徳鎮の底款も他地域で作られる磁器に多く見られ、販売時に景徳鎮製だとウソをつくわけでもないので、アリ、と判断しました。少し前によくあった台湾と書かれたガラス茶器は偽る意図を感じるのでナシ、としていました。難しいところですが。。

 

 

 

 

※中国茶早わかり

中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。

 

 

サイズ 径74×高45mm

容 量  容量35ml(満水60ml)

製造地  中国福建省泉州市徳化県