信楽焼のお猪口ですが品茗杯として
滋賀県の人が「琵琶湖しかない」というのを聞いたことがありますが、忍者で有名な甲賀市があり、甲賀市には信楽町があります。信楽焼と言えばタヌキが有名ですが、日本六古窯のひとつに数えられる魅力ある焼き物の産地です。ちなみに例のタヌキの歴史は意外と浅く明治の中頃から作られたと言われ、昭和26年に天皇陛下が行幸された際、タヌキたちが国旗をもってお出迎えし、これを陛下が歌に詠んだことで有名になったのだそうです。
話が逸れましたが、信楽にあっては絵付けは発展することがなく、火色と呼ばれる鉄分が酸化して出る緋色や、灰かぶりによるビードロ釉をはじめ、現在では様々な釉薬を使った表現がなされていますが、基本には大地のめぐみを感じられる暖かみが特徴となっています。
こちらは日本のおちょこなのですが、品茗杯に良いサイズ。底部には無釉の質感が見えますが、施釉部分は光沢はあまりなく、生成り・淡青磁と違ってすこしざらざらした質感。重さも僅かながら軽いのですが、持ってみるとかなり差がある気がします。色は鳶茶という名前ですが、少し赤みがかってはいるものの海苔ぐらいの黒さがあります。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
サイズ | 径57×高51mm |
容 量 | 45ml(満水70ml) |
重 量 | 85g |
製造地 | 滋賀県 |