中国一の名山と呼ばれる黄山の緑茶
黄山は中国人なら一度は行ってみたいと言われる名山。黄山四絶と呼ばれる奇松、怪石、雲海、温泉の風景はまさに水墨画の世界です。こちらの農場も山深い黄山市内にあり、自然に恵まれた環境の中で有機栽培に取り組んでいます。日本の有機認証を得ているわけではなく、日本向けに販売しているのは天香のみだそうですが、欧州の有機栽培の基準をクリアした茶として欧州向けにも販売されています。
早春の香り、黄山毛峰
清の光緒帝の時代に作り出された黄山毛峰は、現在の中国で非常にポピュラーなお茶となっています。ポピュラーといっても黄山毛峰は質の高いもののみに付けられる名前で、ランクの低いものは黄山雲霧茶などと呼ばれます。中国の緑茶は3日早ければ宝、3日遅ければ草などと言われるように採摘時期が早いものが良いとされています。清明節前のお茶は明前茶として珍重されたのですが、古代の名残で幅広い地域の茶葉が手に入る現在では少し意味が薄くなっているかもしれません。例えば暖かい四川省では清明節の1ヶ月も前に摘まれたり、寒い地域では清明節前に摘むことがなかったり。こちらの茶葉は4月6日に採摘されたもので、2024年の清明節は4月4日。清明節のすぐ後、穀雨の前という意味で、雨前茶と呼ばれます。ただ、こちらの農場は高山にあるため、採摘の時期自体が遅く、こちらの茶葉も十分に早い時期のものとなっています。さて、こちらの黄山毛峰は一芯一葉を焙りによって乾燥させるため、形は舌雀とよばれる荒々しい風合いに仕上がりますがお湯を注ぐと写真のように若芽が確認できます。ただ、袋にあまり入らないので25g1袋での販売です。
さて、こちらの黄山毛峰は一芯一葉を焙りによって乾燥させるため、形は舌雀とよばれる荒々しい風合いに仕上がりますがお湯を注ぐと写真のように若芽が確認できます。ただ、袋にあまり入らないので25g1袋での販売です。
中国茶らしい緑茶の味わい
日本の緑茶と違い、加熱前にある程度の時間おくため少し酸化が進み、この過程で香りがほど良く引き出され、かすかに残る生葉の香りとあいまって黄山毛峰独特の高い香味がうみだされています。
また採摘時期の早いお茶の特徴として、果物であればまだ熟れていない青さとでもいうような、爽やかな早春の味わいをお楽しみいただけます。中国茶に慣れていない方にもとても飲みやすい味わいです。
●商品説明 | |
名 称 | 黄山毛峰 |
原材料名 | 緑茶(不発酵茶) |
内容量 | 25g |
賞味期限 | 2025/10/05 |
原産国名 | 中国 |
保存方法 | 高温多湿を避け、開封後はお早めに |
輸入販売者 | 天香株式会社 東京都千代田区六番町1−1 |
湯温度 | 85度 |
茶葉の量 | 5g(湯300ml) |
抽出時間 | 1回目 2.5分 2回目 3.5分 蓋碗の場合、半分くらい飲んだらお湯をつぎ足すというのも可。 |
適した茶具 | 磁器・ガラス 緑茶の新芽が開く様子をみながら飲める蓋碗を特におすすめします。 |