台湾生まれの烏龍茶
生産量が多く経済的な四季春
台湾生まれの烏龍茶といえば金萱、翠玉、四季春が有名です。金萱・翠玉が、呉振鐸らが改良場での研究の末、品種改良によって生み出した烏龍茶であるのに対し、四季春は、台湾の産地・木柵の茶農家であった張文輝が山上で発見したものです。現在、台湾では幅広い地域で栽培され、生産量も非常に多い品種となりました。
その理由は、寒さや病気に強く、その上、一年に6〜8回も収穫できる生産性の高さにあります。茶農家はこぞって四季春を栽培します。一方で、この四季春の良さが災いし、価格が上がらず、安いお茶のレッテルを貼られてしまった感があります。台湾の人々が愛する高山茶においても四季春は青心種の半値ほどにしかならず、高山で四季春が栽培されることはなくなりました。また手摘みもコストがかかりますので、一般に機械摘みで大量・迅速に摘み取られ、さらには中国本土やベトナムから輸入されたお茶が四季春の名で販売されたことにより、質の悪いお茶のイメージが出来上がってしまいました。
見直されつつある四季春の評価
すっかり安物のイメージができあがった四季春ですが、実は茶農家や茶商の間でも四季春は品質が悪い、味が悪いという声は聞きません。台湾茶らしい苦み渋みの少ないはなやかさとともに、他の茶とは異なる独自の味わいを持っています。近年の改良もあって高級四季春には高い評価がなされるようになってきました。
当店ではほどよい焙煎を加えたコンテストの銀牌奨の茶葉も販売していますが、こちらはごく軽い焙煎の清香タイプ。手摘みの四季春の味をぜひお確かめください。
●商品説明 | |
名 称 | 四季春 |
原材料名 | 烏龍茶(半発酵茶) |
内容量 | 50g |
賞味期限 | 2026/04/07 |
原産国名 | 台湾 |
保存方法 | 高温多湿を避け、開封後はお早めに |
輸入販売者 | 天香株式会社 東京都千代田区六番町1−1 |