1999年の九二一大地震により生まれたお茶
1999年9月21日、台湾中部南投県を震源とする大地震がありました。マグニチュード7.6、最大震度7程度と言われており、死者2415人、全壊家屋だけでも51,711という大きな被害が生じたのです。
南投県ですから凍頂をはじめとするまさに茶の主産地が震源でした。地震の影響もあってかこの年は茶葉を噛む虫が多く発生し、また農家も復旧に追われ茶園の管理に手が回らず、虫に噛まれるままになったのです。
虫に噛まれることにより変化した茶葉を使った東方美人はつとに有名ですが、凍頂周辺の農家もこの虫に噛まれた茶葉を使って製茶をしたのです。
東方美人は70%程度の高発酵度で紅茶に近づいた仕上がりとなりますが、こちらは伝統的な凍頂烏龍茶の製法による仕上げ。発酵度は東方美人より低く、強めの焙煎、
東方美人「重発酵・軽焙煎」
貴妃烏龍「中発酵・重焙煎」
です。
以前、虫が噛んだ葉というのはどういうものだろうと、中発酵・軽焙煎の東方美人?を飲んだのですが、貴妃烏龍も同様に東方美人にはない独特な味わいがあります。どういう味なのか表す言葉がみつかりませんが。。茶の色は琥珀色、蜜香が豊かな高級茶です。
小袋が6個で計48gの販売から、1袋50gに変更になりました。
●商品説明