●プーアル生茶
プーアル茶には大きくわけて2つ、生茶と熟茶の区別があります。生茶というのがもともとのプーアル茶で、とくに古樹茶というと茶畑のようなイメージとは異なり、樹齢100年以上の上に伸びた喬木型の茶樹の大きな葉を使って日光に存分に当てた緑茶を長期保存することで茶色に変化してプーアル茶になるというものです。いっぽう熟茶というのはここ数十年のうちに生み出された方法で、麹菌を用いて発酵させ短期間のうちに仕上げるものです。
近年、生茶は金額が高騰していることもあり、日本でプーアル茶といって出されているものの多くは熟茶です。熟茶は短期間のうちに熟成した味が楽しめる一方で、堆味や倉味と呼ばれるクセのある味が出がちです。私の知り合いには馬小屋のような味、と名付けた人がいますが、プーアル茶が苦手という人の多くはこの堆味が苦手という人が多いように思います。
こちらはまさに上述したプーアル古樹茶で、標高1600mに位置するモン海県モン宋茶区を代表するナカ古樹茶。ナカは山の名前でラフ族の使うラフ語の発音だそうです。茶樹は2mほどの高さがあり、樹齢は300〜500年のものが中心です。こちらの2011年の古樹プーアル生茶を使った高級柑普茶です。
●新会の蜜柑の皮に詰めた柑普茶
雲南省で作られるプーアル茶ですが、一大消費地となるのは香港周辺の広東省です。この広東省には新会柑という特産品があり、この皮を寝かせた陳皮(ちんぴ)は明清の時代から漢方のひとつとして利用されてきました(陳、というのは時間を経た、という意味で、1年以上寝かせます)。血圧を下げ、健胃、鎮咳の効果があると言われています。
さて、この生茶と陳皮を合わせたのが柑普茶。広東省を中心に広く飲まれるようになっています。こちらの新会柑は2017年のもので、広東省で柑普茶を専門に作る製茶会社の手によるものです。
皮に5つ6つの穴をあけて丸ごと使って500ml〜600mlほどのお湯を注ぐか、割ってしまってお好みの量でお飲みいただければと思います。4回くらいは十分に淹れられますので、丸ごとですと結構な量になります。
サイズがまちまちですので、小には大をという感じでおおまかに選び、3個を1袋に入れて販売いたします。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。

サイズ 10〜15gほど 3個
製造地 広東省





◆このお茶のおいしい淹れ方
湯温度 95度
茶葉の量 5g(湯300ml)
抽出時間 1回目 1分
以降+10秒