黒と白の印象的な白茶
白茶というと福建省の白毫銀針や白牡丹が有名ですが、何でも作るぞ雲南省ということで、はっきりしないのですが2000年前後から白茶が作られています。雲南省はもともと茶の木の原産地と言われており、放っておいても大きく成長するくらいですから、茶の生産に適しているのでしょう。交通手段の発達とともに、もともと有名であったプーアル茶に加え、20世紀中頃には紅茶が有名となり、白茶である月光白も存在感を増してきました。それほど有名ではありませんが、黄茶、緑茶、烏龍茶も作られています。
さて、こちらは雲南白茶の月光白。芽と葉でできていて、福建省であれば白牡丹にあたる位置づけですが、芽が白いだけではなく、葉の表は黒く、裏側はうっすら白いという、一度見たら忘れられない外見。真っ暗な夜と月のような対比から月光白という名がついたという説と、その製法による名前であるという説があります。製法とは、茶を摘んだ後、揉まずに置いて軽い酸化発酵をさせるのが白茶なのですが、月光白はこれらの工程を日の当たらない夜間に行います。日光に晒すのではなく、月に晒すということで月光白の名がついたという説です。福建の白茶、特に寝かせていない新しい茶葉にはすっきりした青さというか硬さが感じられるのですが、こちらはより紅茶に近く、はっきりとした甘さがあります。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
重 量 | 40g |
製造地 | 中国雲南省 |
淹れ方 | 湯温/85度 |