天香茶行 鳳慶古樹2024生(プーアル茶)40g

緑豆のような味わいがあり、まだ緑茶感が強いプーアル生茶。

健康茶としても有名なプーアル茶

プーアル(普とさんずいに耳)茶は日本でも健康茶として有名な独特な味わいのお茶。中国では栄養補給の意味もあり古くからチベットなど少数民族の間で多く飲まれるお茶として知られています。馬の背に乗せて運んだという歴史的背景もあり、円盤状、レンガ状、あるいは3cmくらいの半球状に圧縮するのが雲南省をはじめとする地域の文化といえるでしょう。でも、圧縮していると適量にするのが大変だったりするので、こちらは手軽に飲める圧縮していない散茶タイプです。

 

生茶と熟茶

プーアル茶にはここ数十年で確立した積み上げて高湿度で菌発酵させる工程を経た熟茶と、古来からある緑茶の製造工程で作り保存しているうちに茶色くなっていく生茶の2種類があります。ダイエット効果が高いのは熟茶の方ですし、価格も手頃で日本では熟茶をみかける機会が多いと思います。熟茶の堆味と言われる独特な味が苦手な方も多いのですが、比較的若い生茶はかなり異なりますので、生茶を飲んだことがないという方はぜひ一度はお試しいただきたいところです。生茶タイプは洗茶といって湯を注いで少ししたら捨て、2回目から飲む、という淹れ方がお薦めです。特有の渋みを軽く流しておいしいところを飲む、という意味あいがあります。

 

臨滄茶区鳳慶県の古樹からとれた2024年のまだ新しいプーアル茶

こちらはプーアル茶の産地として生産量が最も多い臨滄茶区に位置する鳳慶県の茶葉。実は、鳳慶県というとテン紅など雲南紅茶で有名なところですが、雲南紅茶が作られるのは20世紀ですから、茶の生育に適した臨滄茶区のひとつとして、もちろんプーアル茶も生産されてきました。 プーアル生茶は長い年月を経て濃い茶色へと変化していくのですが、まず1〜2年くらい置くとプーアル生茶独特の香りを生じるようになります。でも、こちらの茶葉は2024年春の茶葉、まだまだ緑豆のような緑茶としての風味を多く残しています。当店では茶葉を密閉してなるべく変化させないための保管しかできませんので、購入した上で生産者さんのところで寝かせてもらっているのですが、これはこれで飲んでみたい、という方もいらっしゃるのではないかと思い、一部、販売してみることにしました。プーアル茶というと熱湯で淹れるイメージですが、こちらは緑茶感を残した茶葉なので少し冷ました湯の方が美味しく飲めると思います。

 

 

※中国茶早わかり

中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。

 

 

重 量40g
製造地中国雲南省臨滄市鳳慶県
淹れ方

湯温/90度
茶葉の量/100mlに3g
抽出時間/1回目は10秒ほどしたら捨てる、2回目は1分、3回目は1分10秒。茶の色を見ながらお好みで