●中国を代表する烏龍茶・鉄観音
福建省の安渓県は鉄観音烏龍茶の産地として有名です。その中でも西部の内安渓と呼ばれるエリアは高山地区で、日照が短く昼夜の温度差が大きく雨量が十分といった条件が揃った茶の栽培に適したエリア、こちらは内安渓の感徳鎮の茶葉です。
19世紀末、安渓の鉄観音は台湾に伝わります。台湾では今でも炭培と呼ばれる長時間焙煎の鉄観音、あるいは長年置いた老茶が多いのに対し、安渓では短い焙煎のものが主流となります。前者は濃い茶色、後者は濃い緑色ですので写真で違いはおわかりいただけると思います。
とはいえ、安渓に炭焙の茶葉がないわけではありません。炭で時間をかけて火入れをするので技術を問われる製茶方法ですが、こちらは炭焙の中では軽めの火入れで茶葉本来の味わいを引き出したもの。当店では正味の安渓鉄観音のほか、台湾の炭焙老茶も販売していますので、比較していただくのも面白いかもしれません。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
重 量 | 50g |
製造地 | 福建省安渓県感徳鎮 |
湯温度 | 100度 |
茶葉の量 | 湯200mlに茶葉4g |
抽出時間 | 1回目1分、2回目1.5分、色を見ながら |