●悶黄という工程を経る黄茶
霍山黄芽は現在では生産量が少なくなった黄茶のひとつです。緑茶と似た工程を経て作られるのですが、炒干した熱をもったままの状態でしばらく積み上げておくことで、高湿高温の状態で蒸れさせる悶黄という工程を経ることで茶葉が黄色みを帯びます。最近では生産量が少なく、悶黄をする場合でも軽いものが多くなっています。緑茶に似ていますが、緑茶よりやわらかい味でやや甘味が感じられます。
霍山黄芽は歴史の古いお茶で唐の時代の茶聖・陸羽の書いた茶経にもその名が見られます。明の時代には貢茶として名声を高めます。
実は六安瓜片の原産地である金寨県と霍山県は同じ六安市のお隣の県です。こちらの霍山黄芽の生産者は六安瓜片と同じ会社。1300haほどの農場があり、工場は品質管理に関するISO9001の認証を得ており、10年以上の経験を持つ製茶師が製茶にあたっています。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
生産地 安徽省六安市
◆このお茶のおいしい淹れ方
湯温度 90度
茶葉の量 4g(湯300ml)
抽出時間 3分
緑茶同様、蓋碗に淹れて、半分ほど飲んだらお湯を足すという形でも飲めます。