●安吉県の工芸品、茶道具四点セット
安吉県は浙江省湖州市にある上海や杭州からもそれほど遠くない自然豊かな地域です。中国大竹海という観光地もあるように竹林も多く、竹を使った敷物や工芸品が数多く作られています。都会に近いせいか新しく洗練された意匠の品が多いので気になる地域のひとつです。
六君子茶道というと茶道具六点セットのことですが、最近は六点の組合せを変えたり、点数を変えたりしたものが多くなった気がします。それぞれの道具の呼び方もまちまちなことがありますが、混乱を招くので当店では茶葉を置く器を茶荷、そこから茶葉を茶壺に移す際に使うものを茶匙とします。茶座は箸置きみたいなものですね。独立して使う道具ではありません。
こちらの茶道具は蒸気を使い高温高圧処理した竹を使っており、この処理には除菌の他、表面がより硬くなる効果があります。少し独特の匂いがありますが、塗料などは使っておらず竹自体の香りです。
それぞれの道具を見ていきましょう。まずは茶荷と茶匙。特に緑茶ですが、中国茶は全般に茶葉の見た目を大切にします。お客様に茶葉を見せながら茶葉の紹介をしつつ茶壺に入れるという流れは、知らないお客様にも詳しいお客様にも喜んでいただける手順です。茶荷と茶匙を使うことで雰囲気がぐっと良くなります。
次に茶挟。小さな品茗杯を使う場合には指で持つとどうしてもお客様の口につく部分に触れてしまいます。 杯のなるべく下を持つのもひとつの手ですが、茶挟を使うのも良いですね。特に茶が入った杯の場合には落とさないようにご注意ください。
茶針は茶壺の茶漉し部分につまった茶葉を取り除きます。なぜこれが独立した道具なのかと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、考えないようにしましょう。
これらの茶道具に加え、それを収納する布袋がついています。
※細かく見ると竹には色の違いがあったり、多少のキズなど問題があったりします。完璧というものはありませんので予めお知りおきください。
※中国茶早わかり
中国茶をあまり知らない方のため、当店で商品をお買い上げの方すべてに中国式のお茶の淹れ方や茶器を紹介したリーフレットを同封しています。はじめての方や贈り物にされる方もご安心ください。
サイズ 茶荷 長140×幅42×高12mm、茶匙 長185×幅12×高8mm、茶針 長185×幅12×高8mm、茶挟183×幅32×高13mm、布袋 長250×幅115×高8mm
重 量 茶荷19g、茶匙6g、茶針4g、茶挟11g、布袋33g
製造地 中国浙江省湖州市安吉県