■手造りのニッパー式爪切り。
こちらは、群馬県邑楽郡の片倉製作所。
昭和36年の創業以来、ニッパー式爪切りを製造し続けている「町工場」です。
ニッパー式爪切りの製造は、全7工程。
(1)組合せ加工→(2)グラインダー成型→(3)仮刃付け→(4)焼き入れ→(5)バフ研磨→(6)メッキ加工→(7)最終刃付けです。
メッキ加工は専門の業者に依頼しますが、それ以外の6工程は、全て手作業で行います。
写真は、3代目の片倉正明さん。
グラインダー成型をしているところです。
■曲刃と直刃。
刃先の形状は2種類。
手前が曲刃で、奥が直刃です。
■巻き爪でお悩みの方に
直刃は、巻き爪でお悩みの方におすすめです。
おすすめのポイントは2つあります。
1)スクエアカットができる!
巻き爪でお悩みなら、足の爪は丸く切ってはいけません。
丸く切ると、爪の端が皮膚に食い込みやすくなってしまいます。
巻き爪対策には、スクエアカット。
爪を真っすぐに切り、角を少しだけ切り落とします。
直刃なら、スクエアカットがカンタンにできます。
2)巻き爪でも切りやすい!
この爪切りは、刃の先端がとても細くできています。
ですから、巻き爪にも先端が入り、しっかり切ることができます。
切れ味が良いので、痛みもあまりありません。
■ご使用方法。
ハンドルを左右に開き、(写真右の爪切りのように)板バネをハンドルの内側にセットしてご使用ください。
保管の際は、(写真左の爪切りのように)板バネを外し、刃先を閉じた状態で保管してください。
■爪は飛びます
ニッパー爪切りは、構造上、切った爪が飛びます。
刃の裏側に人差し指を添えて切りますと、爪が飛びづらくなりますので、爪飛びが気になる方はお試しください。
■左手でもOK
左右の区別がありませんので、左手でもお使いいただくことができます。
■美しさを求める方にはおすすめしません
使用している潤滑油は、空気に触れるとすぐに酸化し、黒っぽく変色します。
そのため、美しさを求める方にはおすすめできません。
その点をご理解いただける方のみ、ご注文いただきますようお願いいたします。
■一生モノです。
大切にお使いいただくと、40年経っても使い続けることができます。
上の写真は、「40年使用しているもの(左側)」と「新品(右側)」のニッパー式爪切り。
40年使用しているニッパー式爪切りは、交差する部分がすり減って、やや丸みを帯びています。
長くお使いいただくと、噛み合わせが悪くなったり、切れ味が悪くなったりすることがあります。
そんな時にも、ご安心ください。
有料ですが、修理を承ります。
ニッパー式爪切りの修理はこちら■片倉製作所
昭和36年3月創業。
創業当時は、ボタンに穴をあけるノミなどの道具を主に製造していました。
創業後間もなくヨーロッパから入ってきた洋式爪切りを、日本人の爪に合うよう加工したのが、ニッパー式爪切りとの出会いです。
それ以来、ニッパー式爪切りを製造し続けています。
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片倉製作所の商品一覧はこちらです。■お届けする商品
ニッパー式爪切り
※化粧箱入りです。
■商品の仕様
材質:鋼(ニッケルメッキ仕上げ)
大きさ:全長120mm、刃長16mm
重さ:約65g
■お取り扱いについて
【ご使用上の注意】
※爪切り専用ですので、針金等はお切りにならないでください。
※刃先には触れないでください。
※幼児の手の届くところには絶対に置かないでください。
【ご使用方法】
※ハンドルを左右に開き、板バネをハンドルの内側にセットします。
※構造上、切った爪が飛びますが、刃の裏側に人差し指を添えて切りますと、爪が飛びづらくなります。
※ご使用後は板バネを外し、刃先を閉じた状態で保管してください。
※固く厚い爪は、お風呂等で爪を柔らかくしてからお使いいただくとより効果的です。
【お手入れ方法】
※調子が悪くなった場合は、刃先を開いて交差する部分に潤滑油(ミシン油、サラダ油など)を一滴くらい挿してください。
■刃先について
刃先には、閉じた時に紙1枚分の隙間があります。
この隙間は、刃を傷めずいつまでも素晴らしい切れ味を持続するためのもので、不良品ではありません。
ご安心ください。