【用途】
・車両、建築、その他一般構造物に用いられる軟鋼の薄中板の溶接棒。
【機能・特徴】
・溶接ヒュームの発生量を低減し、難吸湿タイプのライムチタニヤ系溶接棒で、安定したシャープなアークは心地よく溶接できます。
・さらに、再アーク性、ビード伸び、スラグはく離性が抜群でスパッタの飛散も少ないので溶接作業の能率が向上します。
・薄板、中板の全姿勢に対応します。
・JIS規格:JIS、Z3211、E4303U・AWS規格:AWS、A5.1、E6013該当。
・電流範囲:60〜100(下向)、50〜90(立向、上向)。
・色:棒端色
【注意事項】
被覆剤が過度に吸湿した場合ヒューム発生量が増加し、アークとスラグ状態が不安定になり、スパッタが増加すると共に、アンダカットやブローホールが発生しやすくなるので、70〜120℃で約60分乾燥してください。過大電流や大きなウィービングによる溶接は、X線性能を低下させるので、適正電流を使用し、ウィービングを行なう時は、棒径の2.5倍以内にとどめるようにしてください。長時間の乾燥および高温での乾燥は、見掛け上変質していなくても、溶込みが減少したり、X線性能の低下・棒焼けの原因となりますので避けてください。