幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)
◆商品名:幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)
明和九年(一七七二年)、行人坂の大火の後の五鈴屋ゆかりのひとびとの物語。八代目店主周助の暖簾を巡る迷いと決断を描く暖簾。江戸に留まり、小間物商菊栄店主として新たな流行りを生みだすべく精進を重ねる菊栄の菊日和。姉への嫉妬や憎しみに囚われ続ける結が、苦悩の果てに漸く辿り着く行合の空。還暦を迎えた幸が、九代目店主で夫の賢輔とともに、五鈴屋の暖簾をどう守り、その商道を後世にどう残すのかを熟考し、決意する幾世の鈴。初代徳兵衛の創業から百年を越え、いざ、次の百年へ──。