ことばが変われば社会が変わる (ちくまプリマー新書463)
◆商品名:ことばが変われば社会が変わる (ちくまプリマー新書463)
ことばと社会のこんがらがった相互関係をのぞきこみ、私たちがもつ言語観を明らかにし、変化をうながす。-----言葉は社会を駆け巡り変化をもたらす。本書はその旅路を見せてくれる。――三木那由他さん(『会話を哲学する』『言葉の展望台』)-----ことばは社会の見方や価値観をゆるがす一方で、社会もまたことばの使われ方に影響を与えている。新しいことばのインパクトとそれに対する抵抗や躊躇、こんがらがった関係を事例とともにのぞきこみながら、私たちがもつ隠れた意識を明らかにし、変化をうながす。【内容のほんの一例】・ことばが社会を変化させるメカニズム・ことばが変わることにはどの社会でも強い抵抗がある・伝統や習慣をカラッと転換させるカタカナ語・男になる、男にすると女になる、女にする・なんでも略す日本人と意味の漂白・ご主人・奥さま?夫さん・妻さん?――ひとの配偶者の呼び方がむずかしいのはなぜ?・正しい日本語を話したいと考えてしまう私たち・既存の価値観がすべてではない【目次】第一章 セクハラは社会の何を変えた?…新しいことばは新しい考え方を提案する第二章 戦略としてのあえてとラベル…意味をひっくり返したり曖昧にしたり第三章 流行語女子がもたらしたもの…ことばの普及は思わぬもの同士を繋げていく第四章 “girl power” はなぜズレていったのか…新しいことばに抗うかのような社会の視線第五章 誰が意味をはがされるのか…名前を呼ぶ人と呼ばれる人のあいだの権力関係第六章 ルールを優先してしまう私たち…大谷翔平の妻を日本のメディアは何と呼んだ?第七章 パートナーの呼び名問題解決編…正しい日本語を話したい気持ちをのりこえる