増補 転落の歴史に何を見るか (ちくま文庫 さ 35-1)

◆商品名:増補 転落の歴史に何を見るか (ちくま文庫 さ 35-1)
近代史を直視し、現代の困難と格闘する本物の政治家の知性!1905年の奉天会戦から1939年のノモンハン事件に至る34年間は、国家改造計画から共産主義思想まで、日本が内発的な改革に呻吟した時代だった。しかし、結局、軍部の専制を防げず、未曾有の敗戦という結末を迎えることになる。日本の自己改革はなぜ失敗したのだろうか。官僚から政治家となった著者が自らの体験を振り返り、近代史との様々な対話の中から、その原因を追究する。【目次】第1部第1章 二〇世紀前半の日本への旅の準備第2章 奉天からノモンハンへジェネラリストが消えるとき組織が自己改革力を失うとき第3章 現在への視座政か官かからの脱却改革の時代の世代論あとがき―旅を終えて第2部日本軍の情報マネジメント、そして現在原敬―ジェネラリストの巨星生真面目な昭和から何を学ぶか(対談/福田和也)日露戦争後の日本、バブル後のニッポン(鼎談/秦郁彦・寺島実郎)文庫版あとがき