夜に星を放つ (文春文庫 く 39-2)

◆商品名:夜に星を放つ (文春文庫 く 39-2)
コロナ禍のさなか、閉塞感と、婚活アプリで出会った恋人との進展しない関係に悩む綾。月に一度、綾の早世した双子の妹の恋人だった村瀬と話すことで気持ちを保っている。重い喪失感を共有する二人が、夜空を見上げた先には-―(真夜中のアボカド)どうしようもないことに対面した時、人は呆然と夜空を見上げる。いつか再び、誰かと心を通わせることができるだろうか――5つの優しい物語が光を紡ぐ 第167回直木賞受賞作。真夜中のアボカド銀紙色のアンタレス真珠星スピカ湿りの海星の随に解説 カツセマサヒコずっと寂しい。簡単には希望が見えない。それなのに心地よい。濃い影から強く光を感じるような、不思議な読み心地がいつまでも続く。―-カツセマサヒコ(解説より)