よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 (角川文庫)
◆商品名:よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 (角川文庫)
この部屋で語られる怪談は、ひとの心を解きほぐす江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。話はけっして外には漏らさない。聞き手を務める小旦那の富次郎は、従妹であるおちかのお産に備え、百物語をしばらく休むことに決めた。休止前最後に語り手となったのは、不可思議な様子の夫婦。語られたのは、かつて村を食い尽くした〈ひとでなし〉という化け物の話だった。どこから読んでも面白い! 宮部みゆき流の江戸怪談。