あいまいさに耐える ネガティブ・リテラシーのすすめ (岩波新書 新赤版 2026)

◆商品名:あいまいさに耐える ネガティブ・リテラシーのすすめ (岩波新書 新赤版 2026)
SNS等に溢れるあいまい情報に飛びつかず、その不確実性に耐える力が輿論主義(デモクラシー)の土台となる。世論駆動のファスト政治、震災後のメディア流言、安保法制デモといった二〇一〇年代以降のメディア社会を回顧し、あいまいさに耐えられない私たちにネガティブ・リテラシー(消極的な読み書き能力)を伝授する。目 次 はじめに――輿論主義のために第一章 ファスト政治 1 政権交代選挙前、私はこう書いた(二〇〇九年七・八月) 2 マニフェスト選挙の消費者感覚(二〇一〇年一月) 3 ファスト政治と世論調査民主主義(二〇一〇年一〇月)第二章 メディア流言 1 想定外の風土(二〇一一年五月) 2 危機予言とメディア・リテラシー(二〇一一年一〇月) 3 災後メディア文明論と輿論2・0(二〇一四年二月)第三章 デモする社会 1 論壇はもう終わっている(二〇一四年二月) 2 デモする社会の論壇時評(二〇一二年八月) 3 ファスト政治と輿論2・0(二〇一〇年六月)第四章 情動社会 1 世論調査のよろんとは?(二〇一六年二月) 2 もうパブリック・オピニオンはないのか(二〇一六年六月) 3 報道の自由度ランキング(二〇一六年一一月)第五章 快適メディア 1 玉音から玉顔へ(二〇一七年一二月) 2 変化減速時代の快適メディア(二〇二〇年五月) 3 例外状況の感情報道(二〇二一年三月)第六章 ネガティブ・リテラシー 1 戦争報道に真実は求めない(二〇二二年九月) 2 AI時代に必要な耐性思考(二〇二二年三月) 3 ネガティブ・リテラシーの効用(二〇二三年一一月) あとがき