女性のいない民主主義 (岩波新書 新赤版 1794)
◆商品名:女性のいない民主主義 (岩波新書 新赤版 1794)
日本では男性に政治権力が集中している。何が女性を政治から締め出してきたのか。そもそも女性が極端に少ない日本の政治は、民主主義と呼べるのか。客観性や中立性をうたってきた政治学は、実は男性にとって重要な問題を扱う男性の政治学に過ぎなかったのではないか。気鋭の政治学者が、男性支配からの脱却を模索する。目次はじめに第1章 政治とは何か1 話し合いとしての政治2 政治における権力3 マンスプレイニングの罠4 政治の争点5 多数決と争点第2章 民主主義の定義を考え直す1 女性のいない民主主義2 代表とは何か3 民主化の歴史を振り返る4 民主化の理論と女性第3章 政策は誰のためのものか1 男性のための福祉国家2 政策は誰の利益を反映するのか3 福祉国家が変わりにくいのはなぜか4 政策の変化はどのようにして生じるか第4章 誰が、どのように政治家になるのか1 日本政治の二つの見方2 有権者は誰に票を投じるか3 政党と政治家の行動原理4 選挙制度の影響おわりにあとがき主な参考文献・データベース