新ルールが施行された新体操では、ハイレベルな技術に加え動きの質や芸術面での美しさが問われるなど、1分30秒という演技時間において自身の体を正確にコントロールする能力が求められるようになりました。
Disc1では日本体操協会審判委員会審判本部長を務める橋爪みすず氏が考える、表現力を支えるトレーニング方法を収録しました。前半部分では動きの素早さやイレギュラーな動きに対応するためにアジリティトレーニングを、後半では新体操選手にとって有効な体幹トレーニングを紹介していきます。さらに、トレーニングを行なっていく際に選手のどこを見るべきか、どのような声掛けをして、選手とコミュニケーションを取るべきかなど、指導現場で活きるポイントが多数収録されています。
【アジリティトレーニング】
◎初級者編 ◎中級者編 ◎上級者編
【体幹トレーニング】
◎静的なトレーニング ◎静的・複合的なトレーニング
◎静的・立位でのトレーニング ◎動的なトレーニング
Disc2では引き続き新体操選手に必要な体づくりにフォーカスを当てて、トレーニング方法と実施の際の注意点などを収録しました。
まずはアイソレーションを通して、美しく滑らかな動きを習得する方法を紹介していきます。特に新体操は動きと動きの間にあるつなぎの要素が重要視されるため、このアイソレーションは欠かすことのできないトレーニングとなります。本映像では一つひとつの骨の動かし方や、滑らかな動きがどのような形で構成されているのかなど、新体操選手の体づくりに重きを置く橋爪氏の解説が光る内容となっております。
後半ではバレエレッスン動画を収録しました。橋爪氏が「難しいことを行なう必要はありません。正しい形を理解し、体を動かす際の過程を身につけることが演技中の美しい動きに繋がっていきます」と語るように、ここでは各ポジションにおける正しい形や動きの過程、陥りやすい失敗例とその改善方法などを解説していきます。
【アイソレーション】
【バレエレッスン】
◎プリエ ◎タンジュ ◎ジュッテ ◎ロンド
◎フラッペ ◎フォンデュ ◎バットマン
Disc3では身体難度(コンバイン難度)や手具操作、ダンスステップコンビネーションにおける実践をご覧いただきます。
最初に紹介する身体難度(コンバイン難度)では、これまでに習得してきたトレーニングを活用しながら、難度と難度を組み合わせる際に意識する筋肉の場所や体の使い方を解説していきます。
続いて手具操作では、どのような動きをすればR(回転を伴うダイナミック要素)やDA(手具難度)が成立し、良い評価を受けることができるのか、新ルールを踏まえながら様々な手具操作の実践を収録しました。
さらに、芸術性の評価の要となるダンスステップコンビネーションでは、手具の特徴や音楽を深く理解して独自のストーリーを作りだすこと、自分の体と心を使って表現することを学んでいきます。
【新ルールの身体難度】
◎バランス同士 ◎ローテーション同士 ◎ジャンプ→ローテーション
【手具操作】
◎フープ ◎ボール ◎クラブ ◎リボン
【ダンスステップコンビネーション】
◎フープ ◎ボール ◎クラブ ◎リボン