まずは効果的な練習を行なうためのアップから紹介。軽快かつ闘魂モードの音楽に乗ってジョギングやステップなどを行ない、選手の体と気分を温めます。次に、エビ、倒立、側転などをバリエーション豊かに行なうことで、一道監督が重要視している体幹を鍛え上げていきます。
アップ後には、自分より大きな選手を投げるために必要不可欠な崩し、そして一本を取るための決めの感覚を掴んでいきます。また、打ち込みでは他校が目を付けていない練習のポイントを大公開。選手が理解しやすいよう工夫された指導法となっています。
◎アップ ◎崩しと決めの練習 ◎打ち込み
柔道の醍醐味とも言える「投げ込み」の練習から指導。連続技の投げ込みとフェイントの掛け方は、実戦に直結した非常に有効な指導内容となっています。また、組み手では相手をコントロールしやすい位置と、有利な組み手に移行するための動き方の秘訣を紹介。
さらに、受けのさばき、乱取り稽古、追い込み稽古で仕上げていきます。
新ルールを考慮した動きで、判定でも“負けない技術”を叩き込んでいくなど、一道監督の信念と体験が活きたメニューの数々が詰まっています。
◎投げ込み ◎組み手 ◎受けのさばき ◎乱取り稽古 ◎追い込み稽古
最終巻では、実戦に向けての練習法と、筋力トレーニングを詳細に解説します。圧巻なのは、一人一人に作成させる「柔道ノート」。まずは録画で、自身の試合の反省点、次回対戦相手の特徴などを徹底的にチェックさせ、それを細かく記入させる。さらには、予想される相手の動き、技なども踏まえ、受け手を用意したシミュレーション練習まで。現代競技に欠かせない「データ戦術」をどのように行なっていくか、最新のモデルがここにあります。
◎試合に向けての研究・反復・組み立て練習 ◎道場で行なうトレーニング ◎体育館で行なうトレーニング