「強いチームと自分たちとの違いは…?」
ハンドボール以外にも他の競技に目を向けて石川監督が取り入れた手法、目標に対する捉え方、取り組み方などを紹介。
ポジショニング選びの重要性に関してはゴールキーパーの例を使って解説。チーム事情に捉われず、選手の身体能力、適性を理解し、試合に勝つための要素の1つとして学んでいく。
「セットオフェンス」「セットディフェンス」「速攻」「戻り」といった局面を想定した練習では、選手に試合での感覚を掴ませていく練習を行なう。
◎チーム活動の目的・意義の明確化
◎具体的な目標を共有する
◎試合に向けて 〜GKの重要性〜
◎試合に向けて 〜オフェンスポジションの決定〜
◎4つの局面練習
Disc2では、「きっかけ〜展開」の部分にフォーカスし、4対4の試合形式で動き方を習得していく。
ゴールの中心に向かって攻撃を展開するために、コート上に目印としてテープを張るなど、目に見えて取り入れやすい方法を紹介。また、数的優位を作るセンターポジションのきっかけ、そのきっかけから展開に繋げるポジションの動き方など、幾通りものパターンを練習する。
「大切なことは選手に動き方を理解させること」。多くのパターンをただ闇雲に繰り返すのではなく、選手の理解度を上げるために、石川監督が実践している指導テクニックをここでは紐解いていく。
◎セットオフェンス 組み立て〜きっかけ〜展開〜突破
「ボールが上手く回らない」
「走るコースが悪い」
「パスとキャッチのタイミングが合わない」
Disc3ではこれらの悩みを克服する基本練習に焦点を当てる。
ディフェンスが居ない状況で連携プレーの質を高めるトレーニングから、更にプレーを分解しディフェンスを引き付けるパスの精度、フェイントの精度を上げる方法まで細かく練習を掘り下げていく。
一連の流れに沿った対人練習や、プレーの質を上げる技術練習を繰り返すなど、上達するために取り入れている佼成学園独自の練習方法を公開。
◎セットオフェンス完成のための基本練習
石川監督が考えるディフェンス練習の大切なポイントは、「指導者が状況をよく考え、選手にどう守るかを理解させること」。
Disc4では6-0ディフェンスのケースで様々な状況を作りだし、「ディフェンスのスタンス」「守備の連動性」「マークマンのスイッチ方法」「ファウルを取られずオフェンスを押し込む方法」までケースバイケースの練習を行なう。
速い展開やオフ・ザ・ボールでマークマンを見失い、ディフェンスが動けない状況を作らないように、細かい展開で練習を繰り返す佼成学園のセットディフェンスを紹介する。
◎セットディフェンス
Disc5では石川監督が定義する速攻に対する攻守の考え方を解説し、練習方法を紹介。
その他、試合中に起こり得るイレギュラーな場面に関しての事前準備の必要性、その対応方法を状況に合わせて、細かく見ていく。
また、極度の緊張から起こるパニックを防ぐためのメンタルトレーニングや、疎かにしてはいけない練習後のアフターケア、効率よく疲労回復を図るために佼成学園が行なっている身近なアイテムを使ったクールダウン法などを収録。
◎速攻
マイボールになった状態によって、どのようにフロントコートにボールを運び、シュートまで持っていくのかを理解し、練習する。
◎戻り(バックチェック)
◎4つの局面を複合した練習
◎特殊なケースの練習
・退場者が出た場合 ・マンツーマンにつかれた場合
・延長戦や7MTコンテストの場合
◎公式試合を意識した練習
・試合当日 ・ハーフタイム練習 ・試合開始まで
・チームタイムアウトの時 ・選手交代の練習
・負傷や出血などによる退場 ・水分補給や両面テープ装着など
・試合の出だしのリハ ・ラスト何分、何点差という練習
◎クールダウン