400年の伝統を誇る銅器の産地「富山県高岡市」で製作された、安定感のある美しい高岡銅器の鋳造仏像です。
熟練の職人によって一体一体丹精込めて造られた逸品でございます。
「お不動さん」と呼ばれる不動明王は、「観音さま」と並んで最も親しまれている仏様のひとつで、サンスクリットではアチャラナータ(古代インドではシバ神の異名)と言います。
「アチャラ」は「動かない」、「ナータ」は「守護者」を意味するところから不動と訳されました。
不動明王は大日如来の化身であり、その命を受け常に火焔の中にあり、あらゆる障害と一切の悪を打ち砕いてくれる霊験あらたかな仏様です。
不動明王は右手に智剣(ちけん)、左手に羂索(けんさく)を持ち、人々を屈服させてまで救済しようと忿怒(ふんぬ)の形相をして、私たちの煩悩を除き一切の災いを打ち砕いてくれると言われています。
◆ 高岡銅器 ◆
400年の伝統を誇る高岡銅器は、原型づくり→鋳造→仕上げ加工→着色という細かい工程をたどりつくられます。
どの工程においても、熟練した職人が手技の粋を発揮し、それらが連携することにより1つの造形美が生まれます。
鋳造工程では、溶けた金属の温度を「目で測る」ほどの長年培った熟練度が要求されます。
伝統と気品に満ち溢れた高岡銅器は、ご自宅用はもちろん、贈答品として大変喜ばれています。