ご先祖様の霊をお迎えするのが迎え火、送るのが送り火です。
迎え火はご先祖様の霊が帰ってくるときの目印になり、送り火は私たちがしっかりと見送っているという証になります。
一般的には家の玄関などで、焙烙皿におがらやたいまつを折って積み重ね、火をつけて燃やし、迎え火・送り火を行います。
しかし、住環境が変わりマンションなどの集合住宅の場合、玄関先やベランダで実際に火を焚くことは難しくなりました。
お盆の迎え火・送り火はご先祖様を敬い尊ぶ、次世代の子供達にも伝えたい日本の古きよき風習です。
現代の住宅事情に合わせたローソクという新しい形でお盆に火を灯し、ご供養いただければと思います。