スーパーサイエンスハイスクール 数学分野の実践記(西元教善・著)A5/194頁

本稿は、『数学学習における「理解」の構造―低学力時代における意味と意義―(太陽書房)』の継続研究である。

現在勤務している山口県立岩国高等学校は、平成15年6月にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、私はその年度の数学分野の研究開発担当となり、次の講座(全3回、1講座65分×2)を担当した。対象は平成15年入学の理数科1年次生である。
目次

まえがき

第1章 SSHにおける数学分野の取組み
  0 実施にあたって
  1 格子多角形の簡便求積法〜Pickの定理〜について
  2 合同式から見た整数
  3 数学学習における「理解」〜わかる、できる〜について
  4 実施報告

第2章 高校生の数学「理解」観確立に向けて―SSHにおける実践例―
〜第32回全国理数科教育研究大会誌原稿から〜
  1 本校の概要
  2 理数科の概要
  3 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)研究開発の概要
  4 高校生の数学「理解」観確立に向けて

第3章 第32回全国理数科教育研究大会 数学部会発表報告
  0 山口県立岩国高等学校「研究雑叢」について
  1 はじめに
  2 数学学習における「理解」〜わかる、できる〜について
  3 大会のようす
  4 おわりに

第4章 数学学習における「メタ理解」と成績の相関について
  1 アンケートIIIについて
  2 実施前・直後の相関について
  3 実施半年後以降の相関について
  4 おわりに

資料ならびに引用・参考文献