台湾烏龍茶 特級 木柵鉄観音茶 145g
特徴
一般に「鉄観音茶」とのみ表示してあるお茶の多くは「鉄観音茶葉品種」以外の茶葉を使用して「鉄観音茶製法」で作られたお茶です。これは「鉄観音茶」と表示すれば高く売れた時代の名残です。
「鉄観音茶製法」とは、茶葉を布に包み揉み込んだ後、きつく絞って成形→焙煎→布を解き茶葉をほぐす作業を幾度か繰り返し、時間をかけて重めの焙煎をかけながら茶葉を球型に成形していきます。
このようにかなりの負担を茶葉にかけますので、普通の茶葉品種ではただ単にほうじ茶のような焙煎されたお茶になります。
台湾の本物の「鉄観音茶」は、台北市木柵地区で栽培されている「鉄観音茶葉品種」を使った「木柵正叢鉄観音茶」です。もちろん台北市の木柵地区の限られた地域生産されている茶葉ですので、生産量は少ないです。そのため価格も高いです。
「木柵正叢鉄観音茶」は一般に出回っている「鉄観音茶」とは全く異なるものであるのは、試飲すれば一目瞭然です。ほうじ茶のような風味は全くありません。
●味わい
苦みはなくマイルドで、喉の渇きが癒えるサッパリとした味わい。
●色合い
熱湯を注ぐと、茶葉はゆっくりと開くため茶湯の色は何煎目でも変わらず深みのある琥珀色です。
●茶葉
茶葉は、丹念に茶揉みと焙煎を繰り返しおこなうため、球状を呈し、他の台湾烏龍茶と違い、光沢のあるこげ茶色をしています。
●香り
柑橘系の香りのようなほのかな甘い香りが、焙煎の香ばしい香りの中に感じられます。
木柵鉄観音茶の美味しい淹れ方
(1)急須と湯呑に熱湯を注ぎ予め温めておきます。
(2)急須の湯を捨て、茶葉を3gくらい急須にいれます。
(3)急須に95℃の熱湯を注ぎ、蓋をして蒸らします。
(4)蒸らし時間は、1煎めは1分、2煎めは20秒、3煎めは45秒、4煎めは1分20秒、5煎めは2分20秒くらいです。お好みで調節してください。
(5)温めていた湯呑の湯を捨て、急須の茶湯を湯呑に注ぎます。
(6)香りを楽しみながら、お茶をいただきます。
1回分の茶葉で約5煎以上はお楽しみいただけます。お飲み方については、茶葉パックの裏面もしくは、同封でお送りする説明書をご参考にして下さい。