打ち豆は大豆を潰して乾燥させたものです。 福井県や新潟県、山形県など雪の多い日本海側で受け継がれてきた保存食で、冬の間の貴重な栄養源として昔から食べられてきました。 潰してあるので水の吸収が早く、乾燥豆のように一晩かけて水で戻しておく必要がありません。 また潰れていることから加熱時間も短くて済む打ち豆は、「豆=時間がかかる」という固定観念を覆してくれます。 ほかの食材と一緒に煮たり、10分ほど茹でたものをサラダに加えるなど、色々な料理にお使いいただけます。 地元では味噌汁の具やひじきなどの煮物に加えたり、なますなどの酢の物や炊き込みごはんに使われているそうです。 |