「耳が痛い」と感じる場合、単に高音域のボリュームが大きい以外に「アタック」に問題がある場合があります。
またベースのアタックが強い場合には、まるでキックが二つある様なニュアンスが強くなりグルーブが悪くなりがち。
こうした状況で「音量バランスは良い」という場合には、やむを得ずボリュームを下げざるを得なくなり釈然としません。
こんな時、SONNOX OXFORD TRANSMODは格別に役に立ちます。
こうしたアタックを抑える、または強めるという作業をコンプレッサーなどで処理する方がいますが、一般的にコンプレッサーが検知できるスピード以上の速さでトランジェントは起こります。
つまり、一般的なコンプレッサーではトランジェント制御が得意でない、だけどもトランジェント付近の、本来コンプレッションする必要のない音声を処理して、ボリュームを下げる以上の犠牲を払っているケースも見受けられます。
つまり、トランジェントはトランジェント専門のプロセッサーでエディットすべき、という事。
驚くほど「印象が変わらないのに耳が痛くない」「印象が変わらないのにパリっとして耳に残る」という効果が得られ、トラックのあちこちで多用するプラグインとなるでしょう。
おもな特徴
・アタック、トランジエントを強調したり、ソフトにする。
・音のアタック感を調整し、コンプや音量操作に頼らずに、音の存在感をコントロール。
・パーカッシブなアタック感を強調することで、楽器を前に出す。
・耳障りなトラックのアタックを柔らかくして、他のトラックの存在感を引き立てる。
・アタックを強調することで、ボリュームを抑えても存在感のある音を実現する。
・アタックをソフトにすることで、ボリュームを上げる余地を生み出し、相対的なルーム・アンビエンス音の存在感を上げることを可能にする。
・ぼんやりとした、平坦なトラックをはっきりさせて、ミックスに生命力を与える。
・MP3、AAC圧縮時にギスギスした音の原因となるトランジエントをソフトにするなど、オンライン公開前に専用のリマスタリングを行う。