新世代のRGBエンジン
Ivory 3は、数々の賞を受賞したIvory IIの技術をベースに開発されました。Ivory IIのすべての機能は、新しいIvory 3プラットフォームにも引き継がれています。
一方で、Ivory 3エンジンの心臓部には独自の新しいRGBテクノロジーを開発。RGB(Real-time Gradient Blending)エンジンは、SynthogyのDSP開発における第一人者であるジョージ・テイラーによってカスタムデザインされたもの。革新的で拡張性と柔軟性に富み、新世代のリアルタイム再生とDSP技術により、かつてない表現力と驚くほどリアルなピアノサウンドを提供します。
RGBエンジンには、Continuous Velocity to Timbreなどの新機能を搭載。ピアノの一打一打のベロシティを滑らかに音色に繋げます。もう、ベロシティレベルを細かくバラバラに編集する必要はありません。ダイナミック・シフトによりハイレゾリューション・ベロシティをさらに細かく音色に繋げることも可能。さらに、柔らかいハンマーから固めのハンマーまで、ピアノの打鍵キャラクターも変更できるパラメータも搭載しました。Ivory IIの時代から好評だったハーモニック・レゾナンスはより強化され、倍音とダイナミック・コントロールがより強化されています。
無制限の音色変化
Ivory 3では、新しく「Continuous Velocity to Timbre」機能を搭載。ベロシティのレイヤーやレベルの制限はもう過去のもの。コンティニュアス・ベロシティは、すべてのアタック・ベロシティにおいて、ベロシティから音色への変化をリアルタイムで提供します。MIDI 1.0ベロシティの127段階、MIDI(CC88) Velocity Extensionの16、384段階、MIDI 2.0 16 bit Hi-Resolution ベロシティの65、536段階のいずれをコントローラが送信しても、Ivory 3 のコンティニュアス・ベロシティ機能により、限りなく滑らかなベロシティ変化を実現。これはつまり、音色が無限に変化することを意味しています。
マルチマイク
Ivory 3では、複数のマイクセッティングを自由に変更・ブレンドが可能になりました。クローズ、ミッド/サイド(M/S)、アンビエントのセッティング位置を利用することができます。各ポジションは1クリックで簡単にオン・オフすることができ、Ivory 3で新たに搭載されたミキシング・デスクでリアルタイムにルーティングやバランス、EQやダイナミクス処理、リバーブへのセンドなどの処理を行うことが可能です。
パワフルでカスタムメイドのオンボード・ミキシングデスク
Ivory 3のミキシングデスクは、各ステレオチャンネルごとにトリム、ゲイン、3バンドEQ、コンプレッション、アンビエンス、コーラス/ディレイ、バランス、M/S処理、バスセンド、さらに複数のシグナルパスによるパラレル処理などの機能を備えています。 さらに、Audiobroによる美しいアンサンブル・ストリングス・サンプルなど新たなシンセサイザーレイヤーも収録。エンベロープ・アタック・コントロールを搭載し、ミキシングデスクで独立した処理も可能になりました。 Ivory 3のGUIは、ゼロからエレガントに再設計されました。全ての機能はこの新しいグラフィックからアクセスが可能。どんなにパワフルなエンジンであっても、使いづらいデザインでは意味がありません。Ivory 3は人間工学に基づき設計されたGUIにより、楽しくて使いやすいインターフェイスとなっています。
プリセット
Ivory 3はプリセット構造がより簡素化され、プリセットのセーブとロードがより簡単になりました。Ivory IIではプログラム、エフェクト、セッションといったコンポーネントごとにセーブ/ロードを行う必要がありましたが、これらを全て統合。同時に、Ivory 3はIvory IIのプリセットとライブラリーを全てサポート。Ivory IIシリーズをお持ちのユーザーは、Ivory 3にて使用することが可能です。