【思いと創造】カルフワタイツの販売当時、octaを使用した他社のアイテムはすべてoctaを裏地に使用していました。
それらはどちらかというと、日本よりも寒く標高が高い環境でのアクティビティを想定していたからかもしれません。
凌としても軽くてほどほどの保温性のあるoctaには注目をしていましたが、裏地として使用するつもりはありませんでした。
凌のフィールドである低山では1枚物のoctaのタイツに、時には春夏物の、時には秋冬物のパンツをレイヤードして使う方が自由度も高く圧倒的に汎用性が高いと感じたからです。
寒い季節のシノギングでは行動中に適度な保温性を提供するアクティブインサレーションとして、暖かい季節には、お泊りシノギングで夜を凌ぐ股引として、バックパックの隙間に滑り込ませておけば一年中何かと使えます。
【着心地】とても軽くてほどほどに暖かい着心地です。
この「ほどほどに」というところがまさに凌ぐという概念と共通していて、延々と続く尾根の登りやアップダウンを繰り返すようなルートでもオーバーヒートしない着心地はシノギングにうってつけです。
【着こなし】まず、素肌に直接穿くのが基本です。
そして、凌には通気度の異なるパンツを用意しているので、体質やその時の天候に合わせて最適なパンツを選んで、いろいろなレイヤードでカルフワタイツの着こなしを楽しんでください。
気候によっては「ザ・股引」スタイルでハンモックまわりをうろうろするのも乙な物です。
【素材の特長】表面の見た目は単なるメッシュですが、裏面は細かなモフモフの繊維に覆われているので、軽量でありながら必要十分な暖かさを提供します。
画期的なポリエステル素材の帝人Octaは、同じ直径のポリエステル繊維の重さに比べて約半分と軽く、繊維の中心の空洞部分と、表面に放射線状に配列された八本の突起が汗を素早く吸い上げて拡散させるだけではなく、その独特の形状によってできる空間に多くのデッドエアーを含むことで遮熱保温効果を実現します。