売れる店頭は何が違うのか? 思わず買ってしまう! 集客販売の極意 オンデマンド 久野和人 本・書籍

この本では私の原点にもなっている店頭販促について、詳しく書くことに挑戦しています。
店頭とはどんな性質を持った場所なのか?
そこでの消費者の心理は?
どういう考えで販促に取り組めば成功するのか?
どういう点に注意すれば売れるのか?
売れるPOPとは?
そういったことを机上の空論ではなく、私の体験をもとに実例を挙げ、できる限りわかりやすく解説してみました。

流通、卸売業、小売業はもちろん、どれも様々な商売で活用できるものばかり。
気軽に取り組んでもらえる内容になっています。

出版社:NextPublishing Authors Press
発売日:2019/10/28
123ページ

※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
2007年、冬。
私はある疑問を抱いていました。
それは、「売れる商品と売れない商品の違いはどこにあるのか?」ということでした。
弊社は当時から、こだわりの食品を中心にスーパー・量販店で店頭販売を請け負う事業を展開していたのですが、同業種・同品種が溢れ、価格競争が激化する中、どれだけ品質が良くても、それだけではモノは売れないということを日々痛感していました。
また同時にその一方で、品質はそれほど良くなくても高く売れている商品や、知名度が低くても売れている商品があるのも、目のあたりにしていたのです。

一体、なぜそういったことが起こるのか?
どうすれば、お客様を買う気にさせることができるのか?
どうすれば高くても売れるようになるのか?
そういった疑問を解消すべく、ある時から私の店頭探求は始まりました。
経営のかたわら、週末はみずからいろんな店頭に立って情報を収集。その都度、販売をしながら即席でPOPを作成するなどして、コツコツと販売促進(以下販促)の実験を繰り返しました。

また、セット販売やお試し販売、その他イベントの企画など様々な販売方法にたずさわる機会を得たことで、いろんな状況でそれらを実践、検証し、一つひとつノウハウを積み上げていったのです。

すると、ある時をさかいに『消費者心理(ショッパー心理)』がわかるようになりました。
その結果、POPだけで通常の陳列時よりも何十倍も売上が上がったり、たった2時間のお試し販売でブースに商品がなくなったりするほどの結果を得ることができるようになりました。そして、気が付いた時には自社でプロモーションに携わった商品が全国シェアNo.1になるなど、多くの功績を収めるまでになっていたのです。
また、そこで得た販促ノウハウを応用することで、自作のホームページからは年間100社以上の問い合わせをいただけるまでになった他、リピート率98.1%を獲得する広告手法まで生むことができ、一気に会社経営を加速させるまでになりました。
これには本当にビックリ。
まさに、一事を持って万端を知る。
「モノを売る原点は店頭にあり! 店頭を制する者はすべてを制す」です。
おかげで数年前は店頭の一販売員だった私も、今では大手をはじめとする全国の企業研修や、東京ビッグサイトなどの会場で、数百名を前に講演をするまでになりました。

この本ではそんな私の原点にもなっている店頭販促について、詳しく書くことに挑戦しています。
店頭とはどんな性質を持った場所なのか?
そこでの消費者の心理は?
どういう考えで販促に取り組めば成功するのか?
どういう点に注意すれば売れるのか?
売れるPOPとは?
そういったことを机上の空論ではなく、私の体験をもとに実例を挙げ、できる限りわかりやすく解説してみました。

流通、卸売業、小売業はもちろん、どれも様々な商売で活用できるものばかり。
気軽に取り組んでもらえる内容になっています。