指揮統制理論の変遷 NCW/NECのC2理論について 松岡秀樹 本・書籍

軍隊の指揮統制に関する基本的な理論と、指揮統制に関する問題を解決するために使われた情報システム等のモデルについて解説した書物です。
OODAループを開発したジョン・ボイド空軍大佐の逸話、湾岸戦争でシュワルツコフ司令官がワーデン大佐の五つの輪モデルで、イラクの重心を攻める最初の効果基板型作戦(EBO)を採用した経緯、非対称の戦いの激化と、大尉の戦争、三ブロック戦争の悲惨さ、その中でNATOがいかにポスト情報化時代の指揮統制を追求したか等の神髄に触れる。
それは同時に1998年に米軍が提示した「ネットワーク中心の戦い(NCW)」が、NATOでは「ネットワーク化能力(NEC)」という広い枠組みに変化し、今や機敏性を軸に派遣司令部の「司令部成熟モデル(HQMM)」を議論する段階に至ったことに関連している。

出版社:NextPublishing Authors Press
発売日:2020/11/13
94ページ

※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。