必要な知識はこれだけ! 1日で漢方の服薬指導ができるようになる本 田茂淳哉 書籍

患者様への服薬指導もどんなに難しい理論を理解したとしても、結局分かりやすい表現でないと患者様に伝わりません。
同時に、長々とした説明よりも簡潔な説明でないとそもそも聞いてくれません。
そのような説明を心掛け、初心者が挫折しないで、かつ理解・イメージしやすいようこの本を作成しました。
今回1日でという制限がありますので、すぐに服薬指導に活かせる大事なポイントだけ押さえています。
初心者の皆さんがこの本がきっかけで「漢方薬って面白い」と思って頂けると幸いです。
そして、この本を読み終わり、また自身で漢方をどんどん勉強し、いざ教える立場になった時にも再度読み返せば、初心者への教え方と言う部分で再度参考になります。

出版社:パブフル
発売日:2018/1/15
128ページ

※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
『ねえ、漢方薬得意だったよね?初心者に1日である程度理解できるように教えてくれない?』
これは、とある調剤薬局に勤める友人から実際にあった依頼です。

今でも鮮明に覚えていますが、聞いた時ははっきり言って無茶なお願いだなと思いました。
しかし、確かにそのような教え方があればいいのにと思うようになり、その思いは日に日に強くなっていきました。

そのようなことを考えながら仕事をしているうちに、ある事に気が付きました。
それは、実際の服薬指導では中医学講座で教わった内容の一部のみで、ある程度服薬指導が出来ると言うことです。

なぜなら、漢方医や漢方薬局では、自らが患者様に合った薬 を選ぶ必要がありますが、薬剤師自らが選んだのではなく、漢方医が選んだ(処方した)漢方薬を、薬剤師が調剤し服薬指導するのではそこまで多くの知識が無くても可能だからです。