憧れのバレリーナスタイル ストーリーで学ぶバレエダンサーの心・美・力 田中紀行 本・書籍

バレエダンサーを中心としたコンディショニングやトレーニング目的で名古屋市内のバレエスタジオ内にダンサーコンディションスタジオ「PHYSIOMED」を運営する著者。
理学療法士ならではの観察力・分析力を活かし、バレエの動きを解剖学や運動学を基に理論的に解析しています。

本書ではよりバレエの魅力が伝わりやすいように、バレエが大好きな主人公が変化していく様子を物語として展開。
主人公の変化の理論的な背景をそれぞれの項目で解説しています。
物語で展開していくので、大人から子どもまで読みやすい一冊です。

また、各章には具体的に取り組めるエクササイズも掲載!
動画URLも掲載されているのでよりわかりやすく実践が可能です。

出版社:ファストブック
発売日:2019/12/25
171ページ

※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
【はじめにより一部抜粋】
私が初めてバレエダンサーに出会ったのは、理学療法士として入職した最初の病院のリハビリテーション用のプールでした。
そのバレエダンサーの話を聞いていくうちに、バレエの世界の外見の美しさや身体表現の素晴らしさ、また内面から溢れ出る力強さや心の自信に少しずつ魅了されていったことを、今でもよく覚えています。

バレエの発表会や動画を研究していくうちに、バレエの動きを解剖学や運動学を基にしっかりと理論的に考えれば、バレエダンサーのケガを少なくし、パフォーマンスアップの一助になることが可能ではないかと考えるようになりました。また、プリエのようなダンサーにとって基本である動きは、シンプルで効果的であるため、正しく学ぶことができれば、一般の人の健康増進にもなるのではないかとも考えました。

本書を読み進めていただきながら、主人公と自分の心や身体の状態を重ね、エクササイズに取り組んでいただきたいと思います。
心と身体の変化は簡単なものではありませんが、自分に向き合うことで多くのことに気づき、豊かな生活の糧になることを願います。

【目次紹介】
はじめに

序章  バレエ大好きな主人公がナビゲートするバレリーナスタイル物語

第一章 どうしてバレエダンサーはスラっとした姿勢でいられるの
★バレリーナスタイル物語
 ・睡眠を整える
 ・食事を整える
 ・心を整える
 ・呼吸を整える
★ちょっとコラム★呼吸の質 

第二章 どうしてバレエダンサーの脚は細くて綺麗なの?
★バレリーナスタイル物語
 ・立ち方って? 重心位置って?
 ・前モモの大腿四頭筋の役割
 ・アウターマッスルって? インナーマッスルって?
 ・ダンサーの足のつま先に求められるもの
★ちょっとコラム★効果を高めるためのトレーニングの原理
☆前重心解消・足部のエクササイズ

第三章 どうすればダンサーのような小さなお尻になるの?
★バレリーナスタイル物語
 ・お尻の筋肉って?
 ・アン・ドゥオールが重要な理由は?
 ・アン・ドゥオールのサポート役である内転筋
 ・股関節は優れモノ
★インタビュー★花の木先生に聞くアン・ドゥオールを強くするためのバーレッスンのポイント
☆内転筋・股関節エクササイズ

第四章 どうしてバレエダンサーのウエストは引き締まっているの?
★バレリーナスタイル物語
 ・骨盤底筋群が底から支える
 ・コアユニットって?
 ・腸腰筋はバレエの主役
 ・横隔膜はとっても大事 
☆腸腰筋エクササイズ

第五章 バレエダンサーのような美しい背中になりたい!
★バレリーナスタイル物語
 ・美しい背中に必要な背骨の特徴
 ・胸椎って? 腰椎って?
 ・股関節と背骨の繋がりって?
 ・しっかり動かせるには脱力が必要
☆背骨エクササイズ

第六章 バレリーナの表現力の秘密とは?
★バレリーナスタイル物語
 ・アームスと体幹は繋がっている
 ・肩甲骨は凄い立役者
★ちょっとチャレンジ★肩甲骨の柔軟性チェック
 ・脇と肘を締めるって?
 ・表現力は手先の柔らかさ
☆アームスエクササイズ

最終章 バレエ大好きな主人公が憧れのバレリーナスタイルへ