ここから始めるリベラルアーツ 知の領域を横断する24冊 大辻都 本・書籍

実用的な教養(リベラルアーツ)を身につけるためのブックガイド。

本を読むだけではなく、街に出たり、昆虫を観察したり、ゲームをプレイしたりすることが知的探求につながるような幅広い分野の本が挙げられる。
本書は、刺激的な知的世界への扉を開くきっかけとなるだろう。

出版社:京都造形芸術大学 東北芸術工科大学 出版局 藝術学舎
発売日:2018/3/7
76ページ

※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
「1 詩学への案内」では、詩的なことばを対象として考察された本を紹介。
吉本隆明の宮沢賢治論やボルヘスの講演録、後藤明や大江健三郎の著作、『失われた時を求めて』のプルーストの作品等、多彩な8冊の本が並ぶ。

「2 哲学への案内」では「哲学」と呼ばれる営みと自分自身の関係を築く一助となりうるテキストを選択。
『旧約聖書 ヨブ記』からプラトン、デカルト、ルソー、カント、ニーチェ等の著作を紹介する。

「3 学際的な知への案内」では、文学や哲学といった、ひとつの学問の専門領域には収まらない、横断的な方法により選択された本を紹介。
バックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』、ベネディクト・アンダーソン『定本 想像の共同体』等。