これ以上やさしく書けない 経営戦略のトリセツ 西村克己 本・書籍
■知識ではなく、「実際に使えるの現場での使い方」を書きたかった
わたしが「戦略(ストラテジー)」の立案にかかわった当時は、どこから手を付けていいかまったくわからず、本を読みあさって猛勉強しました。
しかし、何十冊も読んだうち、本当の意味で役に立ったのはそれほどありませんでした。それは「戦略」を単なる知識として身につけても、現場で実際にそれを頭で応用して使うことは難しいからです。
その後数十年間、戦略策定にかかわり、結果をフィードバックさせる中で、「戦略」のすごさを体感できたと思います。そして、役に立つ理論と役に立たない理論を識別できるようになりました。
これらの経験を元に、「現場で実際に使いやすいツール」(フレームワーク)として身につく本を書きたいと思ったのが本作です。
出版社:パンダ・パブリッシング
発売日:2018/12/21
184ページ
※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
■(1)知識ゼロでも、この1冊で「経営戦略」が体系的にわかる!
戦略理論から現状分析、戦略の策定、重点施策の実行まで、一連の流れをなるべく具体的に解説。1億円のコンサルタント料を支払わなくても、結果を出すためのコツがわかるでしょう。
■(2)ストーリー&講義形式でわかりやすい!
ストーリー部分で、経営戦略立案の大まかな流れを紹介。次にレクチャー部分で、「実際は何を基準に考え、どのように進行させればいいのか」を丁寧に解説します。
■目次
序章 戦略なき新規事業は失敗する
第1章 戦略の定石を理解しよう
第2章 戦略分析による経営戦略策定のヒント探し
第3章 経営戦略を体系的に作成しよう
第4章 新商品のマーケティング戦略の策定
第5章 新商品開発プロジェクトの推進
著者について
西村克己(にしむら・かつみ)
岡山市生まれ。経営コンサルタント
1982年東京工業大学「経営工学科」大学院修士課程修了。富士写真フイルム株式会社を経て、1990年に日本総合研究所に移り、主任研究員として民間企業の経営コンサルティング、講演会、社員研修を多数手がける。2003年より芝浦工業大学大学院「工学マネジメント研究科」教授、2008年より芝浦工業大学大学院客員教授。専門分野は、MOT(技術経営)、経営戦略、戦略的思考、プロジェクトマネジメント、ロジカル・シンキング、図解思考。
著書に、『よくわかる経営戦略』(日本実業出版社)、『論理的な考え方が身につく本』(PHP研究所)、『経営戦略1分間トレーニング』『1分間ジャック・ウェルチ』(共にSBクリエイティブ)。『これ以上やさしく書けないプロジェクトマネジメントのトリセツ』『これ以上やさしく書けない問題解決のトリセツ』『弱者戦略──ストーリーで読む経営戦略』(小社)など多数。