知らないと損をするマンション管理 業界を知り尽くしたコンサルタントが教える資産価値向上のコツ 須藤桂一 本・書籍
マンションは多くの人にとって一生の買い物ですが、購入したら終わりではなく、継続的な管理が必要です。
マンションの日常的な管理業務、建物・諸設備の定期的な補修・更新、居住者のさまざまなルールの取り決め(管理規約)など、「マンションの資産価値と居住者の生活の維持・向上を継続的に行う」ためにマンション管理は欠かせません。本来、マンションは物件と一緒にマンション管理も購入しているのです。
しかし、マンション購入時には立地や価格、間取りなど、物件そのものばかりに気を取られ、マンション管理と、そのために月々支払うことになる管理費と修繕積立金にも注意を払うという購入者は多くはありません。
出版社:good.book
発売日:2018/12/28
122ページ
※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
マンションの購入者=区分所有者は必ず管理組合に加入することになります。
たいていの管理組合では、マンションの管理業務をマンション管理会社に委託していますが、その多くが、マンション分譲時にデベロッパー(販売業者)が定めた管理会社に、あらかじめ設定されたマンション管理のための費用(管理費と修繕積立金)を支払い、あらかじめ決められた管理業務をそのままの内容で委託しつづけています。
そのようなマンション管理は「ムリ・ムラ・ムダ」だらけで、「高くて品質の悪い」内容のものがほとんどです。
本書は、そんなデベロッパーと管理会社による“お仕着せ”のマンション管理から脱却し、本当に必要な管理を、適正な価格で委託することができるようになるため、また管理組合が上手にマンション管理を運営していくためのさまざまな情報を紹介しています。
■収録トピック
・マンションは継続的な管理が必要
・マンション管理費と修繕積立金の適正価格とは
・マンション管理会社の実態
・デベロッパーと管理会社の関係
・管理会社の適正価格
・管理費と修繕費の違い
・マンション管理業務を知る
・管理費と管理委託費を見直す
・エレベータメンテナンス費の見直し
・駐車場管理の見直し
・管理組合の収益事業
・マンション保険の見直し
・管理会社の見直し
・管理組合の理事会の役割
・理事会の運営改善ポイント
・総会の運営ポイント
・管理業務の見直し成功例
・電力コスト削減の成功例
著者について
■須藤桂一(すどう・けいいち)
株式会社シーアイピー 代表取締役社長。
1964年神奈川県生まれ。関東学院大学工学部建築学科卒業。一級建築士。神奈川県内のゼネコン勤務経験を経て、実家の塗装工事会社・リフォーム会社の2代目社長に就任。マンションの大規模修繕工事を受注してきた1980年台後半に、さまざまなマンション管理組合の問題に直面し、1990年にマンション管理組合のコンサルティング事業を開始。1999年にマンション管理組合専門のコンサルタント会社シーアイピーを設立。
これまで約3万戸以上(300以上の管理組合)のマンションに関与し、長期修繕計画の破綻問題を中心に、管理委託費見直しコンサルティング(業務品質向上支援/コスト削減支援)、大規模修繕工事の設計監理コンサルティング(工事費削減支援)を実施することにより、長期修繕計画の最適化を図る。
マンション管理費、大規模修繕工事費削減のスペシャリストとしてテレビ、雑誌などマスコミでも活躍する。「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)コメンテーター、「ホンマでっか!? TV」(フジテレビ)、NHK「おはよう日本」「クローズアップ現代+」などに出演。「週刊ダイヤモンド」、ダイヤモンドムックシリーズ(ダイヤモンド社)などを監修。
著書に『マンション管理大損のからくり』(講談社)、『まちがいだらけのマンション管理タブー集』(誠文堂新光社)、『忍び寄るブラックマンション危機とその回避法』(保険毎日新聞社)などがある。
■株式会社シーアイピー
マンション管理組合専門のコンサルタント会社。
「管理組合に一番近い存在」を合言葉に、管理会社や工事会社からの視点ではなく、管理組合の視点で考えることを実現している。
テーマは「管理組合の肩の荷を下ろします」。
【業務概要】
1.長期修繕計画の健全化
2.管理委託見直しコンサルティング
3.大規模修繕工事コンサルティング
4.管理組合顧問