脱コロナとSDGsの未来学 情報文明の成立と持続可能な社会への道標 田村八洲夫 本・書籍

企業が具体的にSDGsに取り組むために国連が示した行動指針のことを、何と呼ぶでしょうか。
1.SDGガイドライン、2.SDGコンパス、3.SDGパイロット

正解は、本書第1章第4節の「SDGsは人類社会で最大の変革」をご覧ください。
文明は、社会と自然が「持続可能な条件」を失うことで崩壊する。
それを回避するためには、持続可能な条件の問答が肝要である。
2020年代は、脱コロナ禍のニューノーマルの状態に続いて、情報技術の破壊的イノベーションが本格的に始まり、新たな社会的価値が創造され「情報文明」が形成されていくと予想される。
本書では、今後起こりうる様々な破滅的な災禍(カタストロフィー)を克服し、「誰も置き去りにしない」永続的な社会を実現するための道すじを、「脱コロナと情報文明の成立・成熟の今後30年」というテーマで提示していく。

出版社:22世紀アート
発売日:2021/6/21
全208ページ

※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
[目次]
はじめに
用語集 本書の主な用語の説明
コロナ禍に関する用語
SDGsに関する用語
経済に関する用語
文明に関する用語
最近のITに関する用語
第一章 ニューノーマルとイノベーション
第一節 ニューノーマルとイノベーションの関係
第二節 コロナ禍は社会を変えるイノベーション
第三節 3Gのインターネットが生んだニューノーマル
第四節 SDGsが世界に求めるニューノーマル
第二章 プレコロナの時代のニューノーマル
第一節 1929年世界大恐慌とニューノーマル
第二節 太平洋戦争に敗戦後の日本のイノベーション
第三節 石油依存への転換が生んだ地球の悲しい変貌
第三章 ポストコロナのイノベーション
第一節 新型コロナウイルス発生からパンデミックまで
第二節 パンデミックから収束に向けて
第三節 ポストコロナ:ニューノーマルからイノベーション
第四節 地球環境を壊す新自由主義の経済社会
第五節 持続可能な社会が求める3つの社会モラル
第六節 脱コロナ社会を早期に実現すべきとき
第四章 SDGsが世界に求める人類存続の変革
第一節 データが語る「持続不可能」な世界と日本の現状
第二節 20年代に「情報文明」社会に変わる
第三節 人類社会の破滅的な災禍の恐れと戦う
第四節 これから30年後の世界と日本の豊かな姿
おわりに
著者略歴

[出版社からのコメント]
コロナウイルスを契機に、私たちの周りでもこれまでの生活に改めて目を向けるようになりましたが、「元の生活に戻る」ことを良しとするのか、変革の先にある新たな社会を目指すのか、その選択の岐路に立たされているのかも知れません。本書を通じて、持続可能な社会のあり方について、考える機会を持っていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
田村 八洲夫(たむら・やすお)
1943年生まれ。
専門分野は応用地球物理学、及びエネルギー文明論。
京都大学大学院地球物理学専攻終了後、1973年に石油資源開発株式会社に就職し、物理探鉱の技術開発、地熱開発の代表の業務等に従事。同社の取締役、顧問を経て、2009年に退職。その間に、早稲田大学10年、東京大学2年、非常勤講師を勤める。
著作として、探鉱関係の技術書3点、退職後にエネルギー文明論として、共著「石油文明が終わる」(もったいない学会)、自著「石油文明はなぜ終わるか」(東洋出版)、自著「21世紀文明の岐路とエネルギー選択」(金融ブックス)、自著「シェアリングエコノミー」(幻冬舎)がある。