新規事業を量産する知財戦略 未来を預言するアイデアで市場を独占しよう! 楠浦崇央 本・書籍
新しい研究テーマの創出や新規事業のアイデアはどうやって生み出すのか。
知財戦略のニューノーマルとは何か。
技術者、知財部、企画部など新規事業に関わるすべての人に読んでほしい本。
知財戦略の中でも、特に重要なのは新規事業の武器となる特許を取得できる発明です。
発明は、競争力のある製品・サービスの実用化・事業化とマネタイズを考える上で欠かせません。
本書では、これからの時代に求められる「先読み」の知財戦略の考え方、事業創出につなげるための企画の考え方を、具体的な企業の事例を挙げて解説。
そして、著者の長年の経験から生まれた独自の発明メソッドを公開し、発明が生まれるまでの詳細なプロセスを、実例を交えて詳しく紹介します。
出版社 : パブフル
発売日 : 2021/5/16
全216ページ
※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
著者・楠浦崇央氏は、新規事業創出の支援と発明・知財教育の二つのサービスを通じて、「100年続く事業」の創出と、それを達成する人材の育成を行う、株式会社TechnoProducerの代表取締役CEO兼「発明塾」塾長。これまでに一流企業を中心に200社以上の新規事業や知財戦略を支えてきています。また、楠浦氏自身、アメリカの発明投資ファンドからアジアのトップ発明家8人に選ばれた、発明家でもあります。
〈内容〉
【第1章】
特許戦略のすすめ 〜AIには新規事業創出や発明はできない〜
1. 「攻め」の知財戦略がない企業は生き残れない?
2. 知財戦略・特許戦略のニューノーマルは「モノをつくる前に特許を取ってオープン化」に
3. 「モノをともなわない発明」は紙と鉛筆でできる
4. 設計図から企画書まで、1人が一気通貫でやりきるスピード感が重要
5. どんなにAIが進化しても、発明は人間にしかできない?
6. 賛同者が3人いたら、そのネタはやらない方がいい
7. 知財戦略の「核」になる特許が取れる発明をしよう
【第2章】
特許で得すること
1. 特許は経営上のオプションを与えてくれるもの
2. オープンイノベーションのツールとしての特許
3. 「発明先取り会議」と巧みな特許戦略で未来を創るマイクロソフト
4. 特許を武器に活躍しているベンチャー企業(1)
5. 特許を武器に活躍しているベンチャー企業(2)
6. 特許は「未来」を預言して事業の足場をつくるためにある
【第3章】
新規事業のネタ探しは特許情報分析から始まる
〜「エッジ情報」の活用が肝〜
1. 特許は新規事業のネタ探しに活用できる、絶対にお得な情報源
2. 川崎重工時代や小松製作所時代、特許はほぼ読んでいなかった
3. 僕が特許情報分析に興味を持ち始めた理由
4. 先行技術から「課題」をあぶり出す
5. 特許情報の読み方を知っていますか?
6. 「その特許にお金はついているか?」が分かれば先読みが確実になる
7. 意識が変わる? 発明アイデアのヒントが詰まった特許例
8 . 「発明塾」の発明法の3つのポイント
9. 「エッジ情報」を探せ!
10. 「エッジ情報」探索の事例
11. アイデアを一緒に育てる仕組みを持とう
12. 思考回路が違う人との「協創」には共通言語が欠かせない
13. 投資家目線でアイデアを育てる
【第4章】
発明創出実践編1 ありきたりなアイデアを「理想的な発明」に「育てる」
〜土壌浄化に関する「植物」のアイデアを「電気泳動技術で浄化するシステム」の発明へ育てる〜
1. まず思いついたのは「品種改良した植物」というアイデア
2. いったん「植物」の具現化を考えて課題を見つけてみる
3. そもそもなぜ植物にするのか? アイデアの裏にある「設計思想」を言語化する
4. 植物ではなく、棒や板でもない「発明の理想状態」を満たすモノは何か
5 . 「気づいてしまえば当たり前」にいかに気づけるか
6. 発明は発明から生まれる
7. 発明は「行き詰まる」もの
【第5章】
発明創出実践編2「みんな気づいていないが、実はこの発明が必要である」ことを証明する
〜水質検査チップをオンデマンド製造して途上国の水データの収集を行う水質検査IoT・ビッグデータシステム〜
1. 「エッジ情報」に、いかにしてたどり着くか
2. そもそも発明のストラテジーは明確か?
3. ワークシートを書きながら考えよ、そして先行例を調べよ
4. 先行例が見つかってからが勝負!徹底的に近いものを探せ!
5. 先行例からの飛躍を徹底的に言語化し、コンセプトに落とす(発明提案書バージョン1)
6. 発明提案書を書きながら「課題−解決」を考え抜く
7. トレードオフを明確にし、発明を再構成する
8. さらに先行例が見つかる 〜差分から必然性を考える〜
9. 発明提案書は「企画プレゼン」であり「設計図」でもある
10. 発明提案書完成版を読む
11. 発明の全工程を振り返る
【おわりに】
社内に発明家を育て、新規事業を量産する
1. 「良い仲間と良い議論」をしよう
2. 挑戦が人を育てる
おわりに 〜世界で戦える事業の創出を支援します〜