欲しい ほしい ホシイ ヒトの本能から広告を読み解くと 小霜和也 本・書籍
広告はおもしろい。が、商品は売れない? それはホンノウに逆らっているから─。
プレステの全盛期をつくったことでも知られるクリエイティブディレクター小霜和也による初の著作。
ヒトのホンノウや心のメカニズムを手がかりに、消費者の「ほしくなってしまう理由」「買いたいと思ってしまうワケ」を解き明かした実践的広告マーケティングの新しい教科書。
現代広告に課せられている使命、それは言うまでもなく、製品の説明だけでは足りません。
ターゲットがその製品を買う、情報を取りに行く、そのための動機付けまでを負っています。
その任務をやり遂げるには、ヒトの「心のメカニズム」を知ることが欠かせないと思うのです。
人間は、どういうことを認知し、記憶し、何にどう反応し、どう行動するのか。
意識上のことだけではなく、遺伝子が命じる無意識のメカニズムまでをです。
出版社:インプレス
発売日:2010/5/21
352ページ
※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
いままで、大手広告代理店や様々なクリエイター、マーケッターが広告について様々な理論や意見を唱えてきましたが、僕はどれを聞いたり読んだりしても、「半分」ぐらいしか正しいと思えませんでした。なぜならば、どれも全て、「理性という、人間の心の半分にしかスポットライトを当てていないから」です。インパクトはあれど購買には至らない、どころか正しく記憶すらされない、力のない広告表現の山が築かれている大きな理由がここにあると僕は確信しています。時代が大きく変わろうとしているいま、いったん人間の原点に立ち戻った上で、新しいアイデアを生み出していく、そのきっかけにこの本を利用してもらえればと願っています。(「はじめに」より抜粋)