宇宙飛行士と交信せよ 逗子市立久木中学校ARISSスクールコンタクト 逗子・葉山アマチュア無線クラブ 本・書籍
ARISSスクールコンタクトは、アマチュア無線を使用してISS(国際宇宙ステーション)に滞在している宇宙飛行士と、小・中・高校生が交信を行うプロジェクトです。2021年1月20日、神奈川県逗子市立久木中学校の生徒12名が挑戦しました。
本書は、このプロジェクトについて、当日の様子はもちろん、事前の準備なども含め、まとめたものです。アマチュア無線やISSについてご存じない方にも楽しんでいただけると思います。
今後、ARISSスクールコンタクトに挑戦したいと考えている方にとっても、具体的な実務、注意事項など、専門的な部分まで解説していますので、たいへん参考になると思います。
生徒たちにとっての挑戦であったとともに、プロジェクトを推進した「逗子・葉山アマチュア無線クラブ」「横須賀・逗子VEチーム」にとっても、忘れられない経験となりました。
出版社:NextPublishing Authors Press
発売日:2021/7/2
全107ページ
※この本はオンデマンドで作成・印刷されています。
I.宇宙との交信 大成功
およそ2,000km離れた宇宙から発せられた電波を中学校の屋上に設置されたアンテナがしっかりと捉えました。宇宙飛行士Shannon Walker博士の声が、会場の図書室に響きわたります。
交信開始! 生徒が、次々と英語で質問し、回答もはっきり聞こえます。そして、最後にサプライズが!
久木中学校ARISSスクールコンタクトは、大成功です!
この章では、実際の交信の様子を振り返ります。
II.アマチュア無線
アマチュア無線とはどのようなものか、どのような楽しみ方があるのか、始めるにはどうしたらよいのかなどについて紹介していきます。
III.ISSとARISS
ISSとは、どのような施設なのでしょう。 また、ISSのアマチュア無線局ARISSとは、どのような設備で運用されているのでしょう。
ARISSスクールコンタクトのバックグランドである、ISSとARISSについて説明します。
IV.久木中学校のARISSスクールコンタクト
ARISSスクールコンタクトは、実施当日に交信を行うだけのプロジェクトではありません。事前に、様々な準備が必要です。
スタッフの立場から、プロジェクトの立案、関係諸機関との交渉、通信設備や当日の進め方などを具体的に説明していきます。
V.ARISSスクールコンタクトを終えて
今回のARISSスクールコンタクトは、全員が質問でき、大成功に終わりました。
実際に、体験してみて、生徒たちはどのような感想を持ったのでしょう。終了後の情報をまとめました。
著者について
「逗子・葉山アマチュア無線クラブ(略称:逗葉アマチュア無線クラブ)」は、昭和38年(1963年)に設立されました。コールサインはJA1YUU(昭和39年4月開局)です。
現在、趣味として交信を楽しむほか、災害時の通信手段として地域に貢献すること、新人の育成のためのアマチュア無線技士養成課程講習会の開催やベテラン無線家へのFCC(米国アマチュア無線)資格試験の開催協力に重点を置いて活動しています。