うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間 文春文庫 文庫本 先崎学

藤井フィーバーに沸く将棋界で、突然、羽生世代の有名棋士の休場が発表されました。
様々な憶測が流れましたが、その人、先崎九段は「うつ病」と闘っていたのです。

孤独の苦しみ、将棋が指せなくなるという恐怖、そして復帰への焦り……。
体験した者でなければなかなか理解されにくいこの病について、エッセイの名手でもある先崎さんが、発症から回復までを細やかに、淡々と綴ります。
心揺さぶられること、必至!
先崎/学
1970年、青森県生まれ。
81年、小学5年のときに米長邦雄永世棋聖門下で奨励会入会。
87年四段になりプロデビュー。
91年、第40回NHK杯戦で同い年の羽生善治を準決勝で破り、棋戦初優勝。
棋戦優勝2回。
A級在位2期。
2014年九段に。17年7月にうつ病を発症し、1年間の闘病を経て、18年6月、順位戦で復帰を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)