ヴァイオレット・エヴァーガーデン 下巻 本 小説

陸軍病院で“一人”目を覚ましたヴァイオレット。 大陸戦争で一命は取り留めたものの、白く滑らかな両腕は失われ、義手になっていた。
そんなヴァイオレットの元にやってきたのは彼女の後見人となったホッジンズ。
ホッジンズは軍を辞め、郵便社の事業を立ち上げようとしていた。
彼は親友との約束を守るため、また、ヴァイオレット自身に幸せになってもらうため、彼女に自動手記人形サービスの仕事を薦める。
「紹介しよう、ヴァイオレット・エヴァーガーデンだ」 ヴァイオレットは冷たい美しさを宿した相貌で、人形のようにお辞儀をした。