私(4代目)がバードランドと出会ったのは大学4年生の時。
もともと、阿佐ヶ谷にあったバードランドに、父親に誘われて食べに行ったのがきっかけでした。
それまで、漠然と、いずれは家業である鶏肉店を継ぐんだろうな、というくらいにしか考えていなかったのですが、バードランドの和田さんが焼き上げる「焼き鳥」を食べた瞬間…
こんな「焼き鳥」があるんだ!!
もの凄い感動したのを今でも鮮明に覚えています。
そして、次から次へと出てくる料理の1つ1つに衝撃を受け、帰る頃には、もう、ここで修行をしたいと思っていました。
そして、大学を卒業してからすぐに修行を始め、鶏肉の捌き方、刺し方という技術的なことはもちろんですが、その素材をどうやって活かすのか、どうすればお客様が喜んでくれるのか、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
バードランドとの出会いが私の人生を変えたと言っても過言ではありません。
奥久慈しゃもは茨城県北西部の奥久慈地方で育てられている地鶏です。
緑ゆたかな山里で広々とした鶏舎と運動場でのびのびと育てられています。
奥久慈しゃもは、闘鶏で使われる軍鶏(しゃも)の血が50%は入っていることもあり、肉質はしまって弾力があり、地鶏の中でもとても脂肪の少ない鶏です。
肉質が緻密で、焼き上がりがとてもジューシーなので、その味は、日本人のお客様はもちろんのこと、海外の料理人やグルメの方にもご好評を頂いております。
奥久慈しゃもの美味しさについては太鼓判を押します。ぜひ奥久慈しゃもの魅力をお楽しみくださいませ。
奥久慈しゃもの飼育日数は、オスで最低110日以上、メスでは130日以上。
一般的な鶏と比べて、約3倍の日数をかけてじっくり育てています。
全国の地鶏の中で飼育期間が100日を超えるものは、奥久慈しゃもや比内鶏など数えるほどしかありません。
また、1m2あたり10羽以下のゆったりした飼育密度で、気性の激しいしゃもの野性味を上手にコントロールし、ストレスをかけずに育てています。
「脂肪分が少なく緻密でしっかりとした歯ごたえ、ジューシーで深いコクのある味わい」
奥久慈しゃもの肉質を評する言葉は一貫しています。
一般的な鶏と比べ、脂質は約40%、カロリーは約80%と、低脂質、低カロリーな鶏肉でその肉質の良さから多くの料理人の方々に選ばれています。
また、奥久慈しゃもは「昔のしゃもの味が残っている」という嬉しい声もあり、日本を代表する地鶏の最高傑作のひとつと評価されています。