上質なイベリコ豚を厳選するためスペインでは厳しい基準があり、中でも最上級ランクのベジョータは、スペイン国内でもその生産量は数パーセントしか作れない世界的に希少なイベリコ豚です。 ・『 ベジョータ 』 (通称:どんぐり育ち) デエサ(どんぐりの森)で放牧中、どんぐり、草、その他の自然の産物のみを食べ、その後他の補完飼料を与えられることなく屠畜されたイベリコ豚であること。 モンタネーラ(放牧)が10月1日から12月15日までの期間に開催され、屠畜は12月15日から3月31日までの間に行われること。 ・『 セボ・デ・カンポ 』 基本的にどんぐりは食べませんが、放牧で育てられたイベリコ豚です。 デエサで放牧され、草、その他の自然の産物を食べ、穀類・豆類を主原料とした他の補完飼料も与えられ、屋外もしくは部分的に屋根のついた農場で肥育されたイベリコ豚であること。 ・『 セボ 』 (ピエンソ) 放牧されず、基本的に狭い豚舎で育ち、ドングリを食べず、穀物飼料を与えられて育つ、血統は50%のものが多く、肥育期間も短いため安価なイベリコ豚として多く流通してます。 穀類・豆類を主原料とした飼料を与えられ、一頭あたり最低2m2(体重110キロ以上のイベリコ豚の場合)の面積のある農場で飼育されたイベリコ豚。 |