EMT JPA66Mk3 EMT80周年記念フォノプリアンプ 受注生産

新しいJPA66Mk3には、他のいくつかのアップデートとともに、新しいEMT独自のLF-Fidelity回路が含まれており、 優れた音質、エンジニアリング、およびパフォーマンスを備えた長持ちする製品を提供するというEMTの実践を実証しています。

■フォノ入力
Phono1:MC用(XLR/RCA)
Phono2:MC用(XLR/RCA)
Phono3:MM・外部ステップアップトランス経由MC用(RCA)
Phono4:MM・高出力MC用(RCA)※キャパシタンス調整可
■ゲイン
Phono1:63dB
Phono2:73dB
Phono3:45dB
Phono4:50dB ※フォノ入力1〜3は+/-10dBの調整可能
■ライン入力
XLR/RCA x 2系統
■周波数特性
5Hz 〜 100,000Hz +0.0dB/‐0.5dB
■全高周波歪率
0.05 % @ 14 dBu output level
■最大出力
+ 27 dBu/ 17.40 V RMS
(内部ゲイン切替:LINE レベル 0/-6/-12dB、PreAmp ゲイン +12/+18dB)
■外形寸法 本体:W482 x H145 (200 foot 使用時 ) x D400 mm
電源部:W482 x H135 x D235 mm
■重量
本体:11kg
電源部:13.4kg
■使用真空管
ECC 83S type x 6
ECC 99 type x 2
■消費電力 85W
■カラー ゴールド / ハンマートーン
If-Fidelity■新機能「If-Fidelity」 このEMT独自の可変低域忠実度機能(If-FIdelity)は、低域(低音域)の再生品質を向上させます。この機能の効率は、特定のレコードの品質に応じて必要に応じて調整できます。■開発の背景 1970年代、経済的な理由で原材料(ビニール)を節約するため、「薄いレコード」と呼ばれる盤が流通しました。また、ディスクの再生時間を長くするために、周波数とダイナミックレンジが狭くなっていました。同じようなことが、クラシックの録音でも起こりました。これもまた、コンサートやオペラなどの超長編作品に必要なレコードの枚数を減らすためでした。技術的なトリックによる省スペース化は、音質を犠牲にしており、特に低音域のレスポンスに悪影響を及ぼしていました。■対策 EMTは、レコードのプロセスエンジニアリングに関する豊富な知識と、当時の多くのNOSビンテージレコードの調査に基づき、独自の低域最適化ソリューションを開発しました。この新しいEMT lf-Fidelity回路は、最低音域と低音域のチャンネルセパレーションの両方を改善します。この回路はEMT JPA66 Mk3に搭載され、低音域の忠実度を原音に近い状態にまで回復させます。低音域の再生品質を向上させるEMT独自の可変低音域フィデリティ機能(If-Fidelity)を搭載。この機能はレコードの品質に応じて調整することができます。高品質なレコードの場合は、コントロールはゼロのままで構いませんが、少し薄い音や低域が少ない音の場合は、コントロールをゼロから10までゆっくりと調整することをお勧めいたします。正しいコントロール位置とは、音像と低音域のバランスが最適に見える位置になります。4系統のフォノ入力(標準仕様)■Phono 1 用途:中〜高インピーダンスMCカートリッジ用、全てのEMTスタンダード仕様カートリッジ入力ロード:レベル微調整可能(感度/負荷抵抗:1mV,200Ω 50%〜200%)■Phono 2 用途:低インピーダンス/低出力MCカートリッジ用、オルトフォンその他入力ロード/レベル調整可能(感度/負荷抵抗:0.250mV,68Ω 50%〜200%)■Phono 3 用途:MMカートリッジ用または外部ステップアップトランス経由用、47kΩマッチング入力ロード/レベル調整可能(感度/負荷抵抗:5mV,47kΩ 50%〜200%)■Phono 4 用途:高出力(MONO)MC、MMカートリッジ用入力ロード/キャパシタンス調整可能(感度/負荷抵抗/CAP負荷:5mV(FIX)47kΩ 50%〜200%/No rmal +100/220/330pF)その他特徴■全てのステレオ、モノラル(78 回転 SP を含む)レコードの為の可変イコライザー(1) Turnover 調整(200Hz 〜 2kHz)(2) hf-Curve 調整(0 μ s 〜 75 μ s/RIAA)■高度に最適化されたサブソニックフィルタ回路 -20dB/10Hz,-30dB/7Hz,-40dB/5Hz(ヒューマンヒアリングを分析して設定■100以上のSP盤レーベルのカーブ特性に対応 EMTではSPレコードからステレオレコードまでの様々な100レーベル以上の調整ガイドラインを取扱説明書に記載しています。これにより、『JPA66Mk3』ではTurnover 500Hz/hf-Curve 75μmの正確なRIAAカーブでの再生はもとより、SPレコードや、Mono LPレコードの各レーベル それぞれのイコライジング特性に合わせたセッティングが可能になり、本来の再生周波数特性が得られます。SPレコードや、Mono LPレコードを適正なイコライジングで再生しますと、今までRIAA カーブでのみ再生していたサウンドとの違いに驚かれることでしょう。